平成の短歌バトル

第237回 平成の短歌バトル

もう米もなくなっちゃってかぴかぴの大人のふりかけ舐めて酒飲む

子供らの列の向こうにタンポポの綿毛ずらりと立ち並び居る

暗澹な気持ちの底で床に就き朝には回復してる悔しさ

歯医者行きやっぱり見つかる虫歯かな家賃二ヶ月奥歯に埋まりぬ

なぜだろう冷めてもうまいシューマイを温めたのにうまくならない

妻の死後冷めてもうまい弁当が頼んでないのに毎晩届く

植えたてのマリーゴールドゆらと揺れそっちの花の名前は知らない

猫というディールを知らぬ生き物の如く外交できたらいいな


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