平成の短歌バトル

第227回 平成の短歌バトル

言いたけりゃ邪魔はせぬよと銭を下げ「○人的な暑さ」何それ

板わさで枡酒を飲む暑いわさ暑いわさって何度でも言う

夏の夜の南に向いてる窓を開け火照りしままの風に眠れず

新札のサブレを運河沿いで喰いコーラの氷ジャラと鳴りぬる

クーラーの壊れた夜に抱く君は溶けた綿あめ張りぼて状の

自然派をうたう茶色い卵って何だか殻が薄い気がする

公園の木陰を涼風通り抜け親子連れ来たすわすわ逃げよ

チョコジャンボモナカのカスが助手席に散らかっている不倫している


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