株日記外伝
『知識ゼロからの確定申告』……その97
by ごんぱち
○2013年3月某日『林檎売りの歌』
9月に出向していた田舎から札幌に戻り、趣味でやっている合唱のステージラッシュ(10月〜2月の間に4回)が終わり、ようやく一息ついたと思ったら、もう確定申告の時期である。
毎度お馴染みの国税庁ホームページへ、アクセス、アクセス!
毎年仕様変更をしているが、これって実際のところ変更の必要性はどれぐらいあるんだろうな。
お役所って、割と古い仕様をずっと使い続けるイメージがあるんだけどもね。純粋なお役所ではないけど、介護保険の請求とか、未だにフロッピーかISDNだし。
今年は、転職をしたせいで、雇用保険の再就職手当を貰っていたり、エイベックスの株を利益確定したり、いつもより少し確定申告の手間が複雑になっている筈。
えーと、まずは再就職手当の扱いだな。
失業保険にあんまり縁のない人の為に言っておくと、再就職手当というのはいわゆる失業保険を受給している人が再就職した時に、「失業し続けていたら貰えた筈の残りの分」の何割かを受け取る事が出来るという制度である。
非正規雇用だと3割(名目は『就業手当』)、正規だと基本5割、残した日数が多い(給付期間の2/3以上)方が6割で、自分の場合は6割で大体30万円ぐらい貰っていた。
さてさて、これは所得として課税対象になるのかな――と、調べてみたところ、失業保険関係は対象にならない事が分かった。
保険は貯金の取り崩しのようなものだから――という訳ではなく、失業保険が非課税なだけ。生命保険とか、税金のかかるものもある様子。
んじゃ、株式の売買益いっとこう。
ひろぎんウツミ屋証券から届いた年間取引報告書を見ながら入力。
エイベックスを12月に利益確定してるんだよな。配当は高くて良かったんだけど、株価の急上昇と、優待に魅力がなくなった事が決め手になった。自分が札幌に転居したせいで、株主優待ライブにも行きにくくなったし。
で。
売却益は約60,000円で、源泉徴収額は6,000円ぐらい。
しかし、我に秘策(秘密とかでは全然ない)有り。
株式取引については、過去3年ぐらいの損失の繰り越しが出来た筈! 税金は所得にかかるので、損失と相殺された売却益は所得とはならず、税金はかからない。
さて、去年の確定申告書類の控えを調べてみると――よし、あった。60万とか損失計上されてる。チムニーの株式処分した時のヤツだな。
なんか凄い損してるっぽく見えるけどトータルでは勝ってるから(駄目なギャンブラーの定番台詞)。
いやいやいや、本当だから。元本の100万はもうすっかり引き上げて利益分を転がしてるだけだから。今後の人生で、株式取引に追加資金入れる予定ないから。
エイベックスの売却益は目出度く非課税になったので、後は配当。
細かい配当の報告書をまとめるのって、面倒だな。でも、やらないと1000円とか2000円とかのレベルで損になるから捨てておくのも勿体ない。
配当は全部合わせて30000円に満たないぐらい。株式自体は120万円ぐらいの評価額だから、2パーセントを超える配当収入があった訳だ。貯金では想像も出来ない率だけど、リスクが大きいし替わりにはならんよね。
続いて、社会保険料控除のところに、国民健康保険料も入力する。
失業期間中に支払っていた分だ。
年末調整の時に会社に言えば折り込んでくれたろうけど、どうせ確定申告するからと、言わなかった。確定申告後に還付金はまとまって受け取る方がちょっと嬉しい感じがするし。
後は源泉徴収票の中身を入力して完了ー。
「あなたの還付金額は、14,761 円です」
まあ良いとこかな。
じゃあ印刷……あれ、様式から内容がはみ出てぐちゃぐちゃになってる。フォントサイズや画面設定いじっても変わらないな。
あれ?
推奨環境のOSもブラウザも合致している筈。Firefoxの……って、ヴァージョン15限定か。今19使ってるから、違う事は確かだが、にしてもそんなに違うのかな。
まあIE8で済ませよう。
よし、今度は大丈夫。印刷完了。
今回の確定申告書は、源泉徴収票とかの添付用に台紙が含まれている。源泉徴収票と、国保の領収書、それから、各配当の報告書もだな。糊づけと書いてあるが、複数枚を保持する力はない筈なので、ホチキス留めにしておこう。枚数があるが、一回り大きい縦横ホチキスがあるので、楽々留まった。
かくて書類は完成せり。
早速提出に行こう。
税務署は平日しかやっていないから、時間外用のポストを利用する事にする。受け取り印の付いた控えが欲しい場合は返信用封筒を入れろとか何とかあるが、切手を用意するのが億劫なので、控えは印刷はするが自宅保管にしておく。
実を言うなら、税務署の日曜受付が2日ほどあるのだが、アホほど混雑しそうなので選択肢から外す。
税務署以外での作成会、提出受付、みたいなものは意外とない。海老名市だと市役所で受け付けしていたが、あれは大和市に税務署があるという特殊事情によるものだったらしい。
じゃあ行って来ます!
――顔を上げると眼球に雪片が突き刺さって来そうな、20メートル先が白い、この冬一番の猛烈な吹雪でございましたと、さ。
<株の話>
首相交代の辺りからか、3月末の優待や配当狙いか、株式が上がり続けている。
ひろぎんウツミ屋証券の取引ページで現在所有する株式の概算損益の合計が表示されるが、これが長らくマイナスだったけれど今は僅かにプラスに転じている。エイベックスの利益確定をしていなければ、もう少し数字が増える計算か。
このまま上がってくれると良い気がするが、超長期スタンスで基本的にほとんど売買は行わないのだから、あんまり関係のある話ではない。
買い付け余力が90万円ぐらいあるので、何かまた買い付けるのが良いかなぁ。手ごろな優待付きの銘柄はあるかしらん。
ちなみに、でっかいマイナスを付けやがってくれている銘柄は、サッポロホールディングスと松屋フーズ。
松屋は超長期保有で既に配当と優待分で相殺はされているが、サッポロはもうしばらくかかりそう。応援したい地元企業みたいな意味合いで買ったものだから、あんまり軽々しく売り払う気はないけどもね。
ダイエーも取得単価が312円で現在240円だから、これだけ見ると「損切りしなきゃいけないライン考えろよ」なレベルだが、1単元が50株で取得単価が15,600円という小銭以下で、優待は高性能(買い物時5パーセント引き、値引き上限は50株だと1万円。自分の場合去年一年で4,000円ぐらい値引きされている)なので文句はない。
恐らく、ダイエーの株価がもっとずっと高かった頃に設定された優待なのだろう。過去10年のピークと比較すると、20分の1ぐらいに落ち込んでるし。
○7月31日→3月1日の推移
ゼンショー(7550) 1,002 → 1,227円×100株
吉野家(9861) 104,200 → 105,800円×1株
松屋フーズ(9887) 1,472 → 1,677円×100株
ゲオ(2681) 87,200 → 96,700円×1株
イオン北海道(7512) 362 → 462円×100株
サッポロホールディングス(2501) 247 → 320円×1,000株
かどや製油(2612) 2,120 → 2,270円×100株
ダイエー(8263) 181 → 240円×50株
イオン(8267) 944 → 1,036円×100株
元気寿司(9828) 1,002 → 1,168円×100株
※エイベックス(7860) 1,189 → 1,832円×100株で売却
――続きは、次回。
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