株日記外伝
『知識ゼロからの確定申告』
……その62

by ごんぱち




○2009年9月某日『SAY HO』

 イザとなった時のセーフティーネットというと生活保護だが、2ちゃんなんかを見ていると「貰いすぎだろう」みたいな論調が多い。
 無論、これを鵜呑みにする訳にはいかない。
 ニュースの恣意性や陰謀論はともかくとして、「事例」を引っ張り出す事自体が胡散臭い。
 全体の傾向を見せるなら、もうこれは統計データを見せるしかないのであって、そうでなければ「実際に使用されたお客様の体験談です」というのと何ら変わりない。

 さて。
 さりとて。
 「仕事のないフリーライター」+「無資格介護職員」という、典型的ワーキングプアである自分の場合、生活保護世帯よりも貧乏そうな感じが何となくする。
 だとすると、申請したら受給出来る水準だったりするのか、もしかして?

 少しぐぐってみたところ、自立生活サポートセンター『もやい』のウェブサイトに、簡易計算をしてくれるExcelファイルが上がっていた。
 Excel(まあ、表計算ソフト全般だけど)ってこういうのをこさえるのが本当に楽で、良いやね。JavaScriptとかでも作れるのだろうけれど、お手頃なエディタが見つからない。VBEぐらいが丁度良いんだけどなぁ。

 さて、早速みてみる。

 まず、地域は札幌市。
 世帯は20〜40歳が1名きり。
 障碍もなければ、扶養家族もいないので、ゼロが続く。
 それから、住宅にかかる費用を入力。20,000円。扶助の上限は36,000円。つまり、生活保護世帯よりも、チープな家に住んでいるという事か。
 続いて、自分の収入。月単位のようだから、月収を入力。ボーナスなし、基本給130,000、職務手当で残業手当が相殺出来ると勘違いしているほぼブラック企業だな。まあ、そこらは自力で業務改善計画を推進中。給料は増えないにせよ、残業はゼロにする予定。
 それから、貯金を入力。パッと思い付く金額が300万円ぐらいという事で、そのように入力しておく。

 結果は如何に!?

○資産があるので、保護は却下されます

 資産ねぇ……。

 細かく見ていくと、貯金ゼロの場合は、給与117,000円ぐらいが却下の境界の様子。念のため、仮に116,000円の収入だったとしても、保護費は1,000円ぐらいにしかならないから、「一定額を割り込んだ瞬間にウハウハ」とはならない。
 部屋代がもう少し高いと、保護が受けられる水準が上がる。

 逆に収入がゼロの場合は?

 預貯金15万円が分岐点になる様子。
 それより多いと却下されるという事。

 ふむ。

 何というか、生活保護はやはり「貰うために圧倒的経済的弱者」に意図的になっていないと貰えないような、そんな印象だ。
 無論、それらのリスクによって、生活保護受給者になりたいという気持ちを削ぎ、支給量を削減するという作戦であるとも考えられるのだけど。
 逆に、生活保護から抜け出すのは難しそうだ。
 通帳に十五万円だけの状態で、「もう保護はいらないぜ!」と、言い切れるかどうか。
 それだったら、資産を増やさずに生活保護を貰っていた方が安心だ。

 解決法としては、保護費を全て現物支給にし、受給開始の水準と停止の水準の間に差を付ける、という辺りか。つまり、資産10万円以下なら貰えるが、一度貰い始めると、資産50万円を越えるまで停止はされない、そんなイメージ。そして、現物支給だから、その貯蓄は追加の労働によってのみ作り出す事が出来る。

 でもまあ、現物支給にしたらしたで、色々な手口で換金する者も出ようし、簡単には行かないのだろうな。
 介護保険の自己負担分を生活保護が請け負う、なんてのも、処理が一手間かかってたし。


<株の話>
 株価は停滞気味。
 優待券は、あまり最初のうちから使っていると、自炊力が付かないので、控えめに使っている。
 松屋やなか卯だと、券売機の前を素通りして、店員さんに「これ使えますか」からのやり取りが必要になるのが少々億劫でもあるのだよなー。
 券売機で優待券が使えれば良いのに……って、そんな設備投資したら、株価が相当下がるだろう。

 株価は全般的に下がってる――と、思ったけれど、よく考えると配当や優待の利益確定が9月末締めが多いんだっけ。
 売り買い全然してないから、意識してなかった。

チムニー(3362) 1,643 → 1,555円×800株
ゼンショー(7550) 678 → 623円×100株
エイベックス(7860) 840 → 833円×100株
吉野家(9861) 114,000 → 108,200円×1株
松屋フーズ(9887) 1,300 → 1,295円×100株
ゲオ(2681) 96,000 → 87,500円×1株


 ――続きは、次回。






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