株日記外伝
『知識ゼロからの確定申告』
……その21

by ごんぱち



○四月某日『国家へのまなざし 延びる』

 確定申告で、追加の課税額が出たので、振り込み用紙の類が来るのかなー、と、どくどっ首のように首を長くして待っていると。
 大和税務署から一通の封書が届いた。

「督促状 ◎この督促状を発した日を含めて十一日目までに納付されないときは、財産の差押えをしなければならないことになります」
 ……督促状かよ!
 納付期限が三月十五日とかになってるし。
 確定申告の時って、金とか添えて出せるんだっけ? 申告会場にそんなコーナーなかった気がするんだけどなぁ。
 という事で、また国税庁ホームページを見る。

Q&Aコーナーの、 【税金の納付】に載っていた。

>  税務署からは申告書の提出後に、納付書の送付や納税通知書等によるお知らせはありません。

 くあーーーっ、聞いてねえ、見てねえ!
 大体が、そういうのは、もっと目立つようにしとくべきだろうに。
 まあ普通は還付ばっかしだろうから、気付く事も少ないけどもさ。
 しかしだね、申告書作成フォームで、納付額が出せるんだから、プラスになった時点で納入方法をアナウンスするべきじゃあないのかね。

 で、やり方は、銀行や郵便局に備え付けの納付書を利用して納付するのだそうだ。
 んで、「気付かないのが悪い」、が、法の世界であるから、納付期限までに出さないと、延滞税が加算される。
 あのさ、こういう事は義務教育で教えとけ。
 そうでなければ、せめて、確定申告会場で、追加の税金を納入する窓口を設けるか、はたまた納付書を配布するか、さもなければ口頭で「あー、あんた追加の税金出てるね、三月十五日までに不足分を金融機関で払っておけよ」とでも言えばそれで片付くだろうに。

 まあ行政の説明不足は今に始まった事でもないが。
 さて、目の前の問題。
 延滞税というのは、どれぐらいになるのか?

 こいつは、計算式が督促状の裏に書いてあった。

○本来の税額(10000円未満の桁切り捨て)×0.073(2ヶ月を越える場合0.146)×延滞日数÷365
で、1000円未満切り捨て、1000円を超えた場合は100円未満切り捨て。

 一見複雑そうに見えるが、簡単に言うと年利7.3パーセント(一日当たり0.02パーセント)、二ヶ月を超えると14.6パーセント(一日当たり0.04パーセント)ってだけだ。

 自分の場合、納税額が107200円であるから、まず10000円未満切り捨てで、100000円丁度。
 そして、2ヶ月以内であるから、一日0.02パーセントで計算して、一日当たり20円。

 もしも2ヶ月たっぷり延滞した場合61日だから1220円。で、100円未満の金額は切り捨てなので1200円となる。
 ついでに、2ヶ月を越えた場合を考えると、一日当たり40円だから、62日目に突然2400円に跳ね上がり、丸一年放置しておくと、14600円となる。

 自分の延滞期間は、と。
 納期限が3月15日、督促状発行が4月26日……もっと早く出せっつーの。翌日に出せ翌日に。
 えーとこれを4月28日に納入するとして、延滞期間は44日。
 つまり、一日20円だから44日で880円。1000円未満は切り捨てだから、結局延滞税は0円、ギリギリセーフ。
 リミットは50日というとこか。一週間ズレてたら、払う羽目になるとこだった。
 何となく税金というヤツは、知らないと損をするように出来ているなぁ。
 法律一つで金なんていくらでも増減する。
 囲いの中の羊は、毛を刈られるも、乳を搾られるも、肉にされるも選ぶ事は出来ない、といったところだが。
 問題は、牧童も牧羊犬も羊だって事だ。


 延滞料がゼロである事もはっきりしたので、納入に行く事に。
 十万かー、でかいなー。
 市役所のキャッシュディスペンサーで下ろして、と。
 市役所内にも会計課があり、銀行の支店が出ているのだが、どんなもんだろう?
「――あのー、これ納付出来ますか?」
「いや、それは国のお金だから外の銀行行って下さい」
「郵便局でも平気ですか」
「はい」
 という事らしい。
 しかし確定申告で出すところの金額は、市税も混ざってるんだろうがなぁ。国税庁からぐるりと回って来ている感じか。まあ、変に分けられても余計なコストがかかるだけだし、妥当なところだろう。
 市役所を出ると、その足で中央郵便局へ。
 督促状を見せると、納付書を渡された。名前と住所を書いて、金を払っておしまい。
 ドラマティックな展開はない。
 ああそうだ、帰り際にゆうちょカードのクレジット機能付きを薦められた。が、正直このスキミングだのなんだの言われている時代に、クレジットカードを作る気はミジンコの涙ほどもない。
 いつもニコニコ現金払い。
 借金は貯金がゼロになった後。


<株の話>
 日経平均が17000円台をウロウロしているお陰もあってか、ゲオ(2681)もチムニー(3362)も良い具合に上がった。
 チムニーは、3360円で200株、3600円で200株売却した後、3500株で400株買い直し。現在3470円で少々下がり気味ではあるが、許容範囲内。
 ゲオは263000円で売り付け、残り1株をキープ中。現在249000円なので、売り時は良かったか。
 後は適当に上がるのを待ち少し売ったりなんたり。
 資産総額は3,668,817円。まだNDソフトウェアのダメージが抜けてないなぁ。
 もう一本、松井証券の口座の投信は、確認しようとしたらメンテナンス中で見られなかった。まあ、基本的に運用人任せ方式なので、放置で良い。

 今年はリスク分散で行ってみようと思うので、口座内の買い付け余力は1,000,000円ぐらいキープしておく予定。
 いっそ、引き出して他の金融商品にしてしまっても良いのだが、まあそこはもう少し様子見。

 過去二年を振り返ると、五月にえらく下げた印象があるのだが、株価なんてものは去年の轍を踏む訳では全然ないので、判断材料にはならない。
 さてさて今年はどうなるやら?
 来年も今年と同じぐらいの納税額だったら笑うが、まあそりゃ無茶だろうなぁ。







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