平成の短歌バトル

第238回 平成の短歌バトル

目のまえでネガティブなことぶつぶつと呟き続ける初夏のデイケア

オートバイ向こうの通りを走り行く雪が降るまで暫し我慢か

水道の冷たい水だけ飲みたいと猫の新たなディザイヤー来た

夏来たり冬の支度をし始めるダウン洗ってセーター干して

都議選の候補だったら気前よく米を研ぐだけ研ぎ専だもの

亀甲に縛った年増を吊革で拘束すればもう池袋

優待品待ちきれなくて油買いティッシュと砂糖は丁度良さそう

空梅雨の猫ゆえ顔も洗わずに今日も床に拡がりて居り


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