十四時の空は止まって白く照りただシュワシュワと高い音する
砂丘にて手を付き熱砂の背を登る幼き頃の遊びにも似て
我が町で声あったかと思いつつ姫路の大門逃ぐ蝉見送る
泥の下いまも埋もれる人達もオリンピック見たかったろうか
波縫いの如くにトンネル繰り返し瀬戸まだ遠し夏草の鉄道みち
久々の雨音はぜて黴臭い夕刻しばしは窓を閉めず
投票〆切り:令和3年 8月31日
●投票内容
●お名前(ハンドルネーム)
●E-mail
●推薦作品と感想(最大3首まで)
●登録作者または純粋読者?