平成の短歌バトル

第149回 平成の短歌バトル

なにごとか訴えたげに赤い月こごえて我の頬も冷えきる

坂無くしコンクリートの物体が運ばれ行くと報告は来る

雑踏の中で何かを踏んだよう立ち止まる間もなく進み行く

市役所の食堂行って糠ニシンどれだけ骨を綺麗に取れるか

出勤の時間を間違え父は来る早朝出勤にしては早すぎる勘違い

憎まない愛しもしない我はただ居りさえすれば母には良さげだ

地下鉄の放送で知る雪まつり今年は何時に行ってみようか

冬野菜白菜大根葱などが普通に生える畑を過ぎる

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