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| 第146回平成の短歌バトル結果 |
| 作品 | 作者 | 得票 | ||
| たった今机上で蝶が死にましたおそらくアメリカは雨でしょう |
咲本らら
| 2 | ||
| 医院まで五分の道が歩けない母を車に載せて降ろして |
蛮人S
| 2 | ||
| キャスターの告げる殺人者のニュース暗い漫画の一コマのように |
蛮人S
| 1 | ||
| 朝食の代わりに囓る柿一つ割と固くて上あござらり |
ごんぱち
| 1 | ||
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最多得票数が最多得票作品数以下であった為、当バトルを無効試合と致します 掲載ミス等ございましたらご連絡下さい。 | ||||
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推薦作品と感想 | ||||
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推薦作品:医院まで五分の道が歩けない母を車に載せて降ろして 推薦理由:４分も歩けると思うか、５分歩けないと思うか。 要介護認定における「歩行可能」の判定基準は５メートル。 登録:このバトルの参加作者 推薦作品:医院まで五分の道が歩けない母を車に載せて降ろして 推薦理由:「乗せて」じゃないということは、お母さんはきっともう自分ひとりでは車に乗れないんだろうな。「載せて降ろして」で終ってて、冷たくて淡々とした感じがするけど、介護の辛さを必死で押さえ込んでいる感じがする。 登録:このバトルの参加作者 推薦作品:たった今机上で蝶が死にましたおそらくアメリカは雨でしょう 推薦理由:いったい蝶と雨に何の関連があるのか分からない。蝶の死と雨とは、並べ得るものなのかも判らない。その、一種霊的な分からなさが、超越の距離を感じさせる。分かる道理では越えようもない断絶が、今、即時に繋がった、そしてそれを知る感覚。すべてが奇妙。 登録:このバトルの参加作者 推薦作品:たった今机上で蝶が死にましたおそらくアメリカは雨でしょう 推薦理由:井上陽水の歌詞にありぞーなフレーズですな。 必殺バタフライエフェクト、炉心が裏側の中国から落ちて来て、標的は死ぬ。 登録:このバトルの参加作者 推薦作品:朝食の代わりに囓る柿一つ割と固くて上あござらり 推薦理由:柿の官能表現が非常に生々しい。果肉に歯を通す固さの感触、それに続いてのざらり、が秀逸。 登録:このバトルの参加作者 推薦作品:キャスターの告げる殺人者のニュース暗い漫画の一コマのように 推薦理由:そう取るのも無機質的な現代社会の云々とか思っていたら、新聞に一コマ漫画で取り上げられている風な。 ……今もあるの？ 新聞の一コマ漫画って。 登録:このバトルの参加作者 |
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