第109回 平成の短歌バトル
野菜の値どんだけ上下に動くのか考える程にもやし見直す

面白い理由を色々考えて面白くなくなっていく様

片付ける仕事はあると思えども手の進まぬ日はぼんやりと過ごす

あなたへの想いは私のものだから恋と名付ける自由をください

肌寒い季節に思う別れには手あかのついた言葉がお似合い

世の中に 少女おとめ季節とき がなかりせば恋も生まれまじそんな10月

十三時三十三分訪問がありて鎌倉幕府が滅ぶ

シャッターの音から逃げる直感が旦那の暴力避けて居るかも

二輪車が唸る私は逃げて居る廊下のぬくみ未だ忘れず

暗闇の我が家に帰り明かり付けただいまと君にキーボード打つ

恋人よそんなにテレビにかじりつき膝に寝ている私を見ない

婆ちゃんにイタチを轢いたと言ったらば「皮は高く売れるのによう」


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