第64回 平成の短歌バトル
クレープを食べて本屋に戻りけり再び「角福戦争」を読む

廻り来る寿司を喰いつつふと思うこいつは餌かいやいや飯さ

顎下のたるみに指を突き刺して懐かしくなる母の乳房よ

言葉をも思いをもまた飲み込んで天高く指す月桂樹かな

色々と食べて比べてみたけれど鯖はやっぱり味噌煮が良いね

振り込みの為に走り行く私郵便局へ夕食前に

疲れたと息の混じ入る呟きを吐き出しながら砕けるかれは

満腹の猫が魚河岸現れて魚を盗らぬと褒められて居り

夕食はカレーを食べて風呂にる出る時姉が帰り来るなり


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