No. |
句 |
詠者 |
得票 |
備考 |
01 |
東京へ向かう電車の空白に夕焼けを塗る日曜の終わり |
宮武赤胡 |
2 |
|
04 |
吾の死後は薄い布団に仰臥するランゲルハンス島発芽して |
兎六 |
|
|
06 |
少年の最後通告昼下がりラジオは低く唄い続けた |
越冬こあら |
|
|
11 |
期日なら死ぬ日にしてね人生の帳尻なんてどうせ赤字よ |
お気楽堂 |
|
|
12 |
辛い時ばかりじゃないさ見上げれば「挫折禁止」が微笑みかける |
|
|
|
14 |
もしもこの空が墜落するならば今夜みたいな星の夜がいい |
弥生 |
|
|
16 |
猛反省すべきところを屁理屈と言い訳こねて弱反省 |
ようこさん。 |
|
|
02 |
毛根の白噛み切って耐えている時間の燃焼にただ耐えている |
宮武赤胡 |
1 |
|
03 |
死ぬほどの悔いは洗濯機のなかの陰より髪に絡み付くから |
兎六 |
|
|
05 |
一人寝る布団に敷いた心音が規則正しく大きくなるよ |
|
|
|
07 |
胃袋の機嫌取ってただけなんだストレスぐるめ癒しセラピー |
越冬こあら |
|
|
10 |
ワタクシが知らないとでもぬけぬけと土産に呉れし温泉饅頭 |
お気楽堂 |
|
|
15 |
駆け出して子犬のようにはしゃぐきみ理系のりの字吹雪で飛んだ |
弥生 |
|
|
17 |
小春日に飛び来し蠅をふと掴み握ったままに拳見て居る |
ようこさん。 |
|
|
|
|
|
3*7=21 |
|