エントリ |
作品 |
作者 |
得票 |
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18 |
泥棒も寄り付かぬ態のアパートでそれでも鍵は掛けて出かける |
お気楽堂 |
3 |
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07 |
丹精をこめて咲かせし紅のサツキの蜜を花散らし吸う |
ようこさん |
2 |
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09 |
靴下の模様褒められさりながらうれしくもなし授業参観 |
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2 |
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13 |
古くさい光溢れる畦道で去年の恋と今すれ違う |
弥生 |
2 |
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14 |
悲しみで花咲くものかとラジオから諭されてなほ起きられません |
宮武赤胡 |
2 |
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16 |
切り株が新しければ周りにはひとりやふたり妖精がいる |
お気楽堂 |
2 |
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17 |
花びらの浮かぶ湯船に身を浸し頭の中に描くモルディブ |
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2 |
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22 |
煮て焼いて塩胡椒つけて味付けてこの脂肪でさえ食べてやる。 |
桐生遥歌 |
2 |
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29 |
約束も方程式も汗のなか天井越しに灼ける太陽 |
兎六 |
2 |
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04 |
どこまでも雲の流れは美しくその奥にある太陽を見たい |
駄々 |
1 |
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06 |
さようなら悔し涙をかみしめて僕はこれから家へと帰る |
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1 |
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11 |
夏空に白球舞って5回裏鳴らないでくれ君のトランペット |
弥生 |
1 |
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23 |
ブラックのコーヒーに映る/『ゴメン、あと五分』/午後2時君を待つスタバにて |
桐生遥歌 |
1 |
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24 |
エスカルゴなら紫陽花にいるだろう名前かえても所詮ナメクジ |
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1 |
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26 |
「恩義や」と生れ落ちたが死に始め盗って獲られて「紛議や」と逝く |
越冬こあら |
1 |
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27 |
昼下がり湿ったベンチに腰かけてニンテンドーに命預ける |
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1 |
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32 |
紫陽花の横に並んで咲いた傘 淡い雨音 只々静かに |
そめいよしの |
1 |
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3*9=27 |
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