作品 |
作者 |
得票 |
唸るもの飛行機幼児冷蔵庫噛み合わす牙無き頭蓋骨 |
越冬こあら |
4 |
夏一つばかり土の上に置いた氷砂糖に蟻寄るを待つ
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宮武赤胡 |
4 |
樹林越し煉瓦造りの古家有りタイムマシンの未だ届かず |
越冬こあら |
3 |
静けさに 家路を急ぐ 星の空/昼の残り香 塩素の匂い |
ゆふな さき |
2 |
不ぞろいの野菜を切るや魔の刻に蛙は哭きて闇を呼ぶらん |
瓜生遼子 |
2 |
水張りのたらいに鮒は身を揺らし追う追う手は触るぬめぬめしさかな |
瓜生遼子 |
2 |
メール打つ画面がとつぜん破裂して指の先まで嘘まみれです |
安芸賢治 |
2 |
物憂くも 涼しいうちに 目は冴えて/グラス響くよ 冷えた珈琲 |
ゆふな さき |
1 |
叶えてよ 昇る陽炎 夏期休暇/会えぬあなたの 影を映して |
ゆふな さき |
1 |
ひとつとせ夜半の雨にも打たれつつバイクは西へ雲を追い越す |
宮武赤胡 |
1 |
初めての 空を飛んだ 5月蝉 夏を知らずに 死んでいた |
桐生遥歌 |
1 |
もう恋ができなくなった猫に嘘のつき方とか教わった春 |
安芸賢治 |
1 |
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24[3*8] |
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