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推薦作品と感想

感想：	一等：09 次点1：02 次点2：10 02 お若い方同士残され春遅し 　この場合の「春」は人生の春なので季語にしていいのか？　という問題提起があります。句の可否はともかく「遅い春」という抽象概念が、現実の「お見合い」に際してはたしてマッチングするか。 　好みというよりも気になる句としてとりました。 09 朧夜の縞のパジャマが飲むミルク 　今回の第一等。 　こぼしたんですね。眠いんです。パジャマが飲んだことにしてしまうと翌日大変ですが、まぁ、眠いからいいです。 10 心あらば義理とはいわず友とよべ 　これは02と逆で、「義理」「友」が季語としての役割を果たしているという例です。当然ともに「チョコ」と補足しなくてはならないのですが、「友として」だと風情があったかな、などと思いました。（宮）
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感想：	一等：04 次点1：05 次点2：07 04 春の水らしこの部屋の水道も 　特選　ようやく手の切れるような冷たさもゆるんできたのね。 05 早春の砂利道を踏むスニーカー 　並選　神社の参道かな？受験シーズンだから合格祈願でしょうか。 07 浅き春観光バスが根こそぎに 　並選　？？？なんですが、根こそぎどうなったのか、なんだかミステリアスで選んでしまいました。
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感想：	一等：13 次点1：06 次点2：07 06 枯れ草の赤さ引き立つ白雪の街 　雪の浅いとこですな。うちの近辺もこの前そんなでした。 07 浅き春観光バスが根こそぎに 　いやぁ、実にありそう。ペンペン草も残らない、おみやげ付き格安ツアー。 　……念のため、ダブルミーニングじゃないですよね、これ。アジアのシャチョサン的な。 13 春の雪ずるずる滑るシャコタン車 　ぶわはははは、すごいマヌケな絵が浮かんで良いです。 　ずるーーーり、と、ゆっくり動き続ける感じ。 　シャコタン車とか珍車の類は、こういうシチュエーションこそ似合うわなぁ（悪意）。
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感想：	一等：09 次点1：07 次点2：10 どれも捨てがたい、心に届く句が多かった 悩みました。選んだ３句はそれぞれ私の心の違う部分を刺激してきて どの刺激も甲乙つけがたく気持ちがよくて、 結局、それでも一等を０９に決めたのは心に浮かんだ映像が一番美しかったからです。 07 浅き春観光バスが根こそぎに 09 朧夜の縞のパジャマが飲むミルク 10 心あらば義理とはいわず友とよべ
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感想：	一等：01 次点1：02 次点2：03 01 老い猫の , になりたる春立ちぬ 　下五は違和感があるけれど、「，」がおもしろい。確かに！ 02 お若い方同士残され春遅し 　ちょっと気まずそうですね。 　春のきざしでもあれば会話の糸口になりそうなのに。 03 降る雪は永の午睡の夢なりき 　なくなった方の夢ということでしょうか。 　それともなくなった方の視点の句？ 　永遠に雪がふっていそうな。なんとなく淡雪のような気がしました。
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感想：	一等：11 次点1：02 次点2：14 11 うどん屋で連れの一人が空元気 　中島みゆきさんの「蕎麦屋」を思い出しました。 02 お若い方同士残され春遅し 　なんとなく気まずく、微笑ましい状況。 14 リサイクルうたう二月の茶封筒 　うちの茶も楽しそうに歌ってます。
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