第31回平成の俳句バトル結果

おめでとうございます!

梔子の白や他人の肌の色 兎六
ブラウスの袖のボタンは留めず南風 宮武赤胡
 QBOOKS規定により、該当者無しといたします。
以上の句が特選とされました! おめでとうございます!

エントリ 作品 詠者 得票 備考
12 梔子の白や他人の肌の色 兎六 5
15 ブラウスの袖のボタンは留めず南風 宮武赤胡 4
01 夏蝶の渡りゆきたる町工場 兎六 3
02 散水車全てのものに追い越され 越冬こあら
04 手の中の紙と鉛筆夏の山 兎六
10 出目金をすくつたはずの紙の穴 お気楽堂
11 夏の月くしやり砕けて金平糖 藤幹子
03 おばちゃんががしがし削るかき氷 お気楽堂 2
07 七月の雨瓶底に溜めて緑色 宮武赤胡
17 カーテンを閉めいつせいに夏休み 藤幹子
05 ゆんべ雨エライ騒ぎや山桜桃 藤幹子 1
06 透きとおる傘の向こうの花火空 沙汰
13 酔眼にテーブル椰子の葉の柔き 宮武赤胡
14 赤で○印す大人の夏休み 越冬こあら
16 兄弟にのつかつてゐる燕の子 お気楽堂
7*5=35


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推薦作品と感想
感想: 02 散水車全てのものに追い越され
  追い抜かれていく散水車が、夏のうだるような暑さを感じさせます。

03 おばちゃんががしがし削るかき氷
  かき氷の、つんとした輝きが伝わってきそうです。

07 七月の雨瓶底に溜めて緑色
  なんだかもの悲しく感じます。

10 出目金をすくつたはずの紙の穴
  これは、悔しい。一抹の寂しさが感じられます。

11 夏の月くしやり砕けて金平糖
  月と金平糖、くだけてという語感がすてきです。
選者: 当バトル参加作者

感想: 11 夏の月くしやり砕けて金平糖
 そういわれると、黄色い満月が砕けて金平糖になりそうです。
02 散水車全てのものに追い越され
 散水車、速く走れませんもんね。行き交う人や車と、散水車の様子が浮かんできます。
07 七月の雨瓶底に溜めて緑色(あを)
 雨を瓶にためて観ている行動が不思議でいい。
15 ブラウスの袖のボタンは留めず南風
 ブラウスの袖がひらひらしている様子を想像すると、無造作なようすがいいなぁと。
05 ゆんべ雨エライ騒ぎや山桜桃
 エライ騒ぎの雨、ゆすらうめ、いいですねぇ。
選者: 当バトル参加作者

感想: 03 おばちゃんががしがし削るかき氷
 味はともかく、量は凄んげえことになってそうです。

10 出目金をすくつたはずの紙の穴
 おっと、失敗。

11 夏の月くしやり砕けて金平糖
 「くしやり」の風情が夏の夜らしい。

12 梔子の白や他人の肌の色
 不思議な共感を覚えました。

17 カーテンを閉めいつせいに夏休み
 一挙手一投足に「わくわく」感が漲ってます。
選者: 当バトル参加作者

感想: 01 夏蝶の渡りゆきたる町工場
04 手の中の紙と鉛筆夏の山
12 梔子の白や他人の肌の色
13 酔眼にテーブル椰子の葉の柔き
15 ブラウスの袖のボタンは留めず南風

 ※ コメントなし
選者: 当バトル参加作者


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