感想: |
選ぶことって難しいですね…
01 夏蝶の渡りゆきたる町工場
強い光と濃い影、機械が生み出される場所と蝶というはかない柔らかい命の対比が、面白いとおもいました。
04 手の中の紙と鉛筆夏の山
スケッチ旅行でしょうか、それとも授業かな?描き始めようとしてゆっくりと息を吸い込んだ瞬間を、感じました。
12 梔子の白や他人の肌の色
複雑な感情がうかがえる句。梔子に似た肌の人は、作者にとってどういう人なんでしょうか。酷薄な印象が、胸に残りました。
15 ブラウスの袖のボタンは留めず南風
あたたかい強い風が服の中を通り過ぎて、すっと前に進みだしていく感じ。さわやか。
16 兄弟にのつかつてゐる燕の子
必死にえさをねだっているひなの様子が見えました。
初心者なので、勘違いしている部分も多いと思います。読み間違っていたら、ごめんなさい。 |