第16回平成の俳句バトル結果

おめでとうございます!
夜桜に落ち着く先のなき身かな
葉桜やこれならこれで心地好し
兎六
宮武赤胡
本懐は如何にと問われ春炬燵
春昼や手のつく順に水仕事
越冬こあら
兎六
北鎌倉の駅降りて春の中
門くぐる可愛い元気フリージア
お気楽堂
ぼんより
以上の句が特選とされました! おめでとうございます!

エントリ 作品 作者 得票
14 夜桜に落ち着く先のなき身かな 兎六 6
26 葉桜やこれならこれで心地好し 宮武赤胡 6
11 本懐は如何にと問われ春炬燵 越冬こあら 4
20 春昼や手のつく順に水仕事 兎六 4
05 北鎌倉の駅降りて春の中 お気楽堂 3
13 門くぐる可愛い元気フリージア ぼんより 3
03 蹄の音天下に響き躑躅咲く ぼんより 2
06 からみつく春の泥田に囚われる 沙汰 2
16 私だけ「アド変えました」が来ない春 桐生遥歌 2
23 チューイングガム噛む少女春うらら 越冬こあら 2
27 蒼き夢持て余しをる日永かな お気楽堂 2
01 ハゲアタマ右往左往の朧月 宮武赤胡 1
02 ああ、この恋からは卒業出来ない 沙汰 1
04 椿切る内より椿咲きにけり 兎六 1
07 夢の中宮崎君ってすごすぎる ようこさん 1
08 僕でない自分の背中見てた夢 ようこさん 1
09 夢ならばすぐに目覚まし子を戻せ ようこさん 1
10 町おこし並ぶ提灯散る桜 越冬こあら 1
12 丸み帯び許しておくれ金魚草 小澤一慶 1
15 うららかにお休みなさい良い悪夢を 沙汰 1
18 汝が視線外せる先の春満月 お気楽堂 1
19 仕方なし嗚呼仕方なし朝寝坊 ぼんより 1
22 なんとまあ桜の幕の見事かな 小澤一慶 1
24 十六茶腰に携えてクラス替え 桐生遥歌 1
25 虚空蹴り蹄の駆ける桜原 小澤一慶 1
5*10=50


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推薦作品と感想
感想: 02 ああ、この恋からは卒業出来ない
03 蹄の音天下に響き躑躅咲く
14 夜桜に落ち着く先のなき身かな
19 仕方なし嗚呼仕方なし朝寝坊
26 葉桜やこれならこれで心地好し


26見慣れたピンクがいつの間にか真っ白に・・・!まあ、それもそれで美しいので良しとします。
19分かります。春はついつい寝坊がちですからね。
14読み終わったあとに、何か込み上げてきました。
3蹄・・・形といい大きさといい、ぴったりの表現です。
2思わず共感してしまいました。でも、リズムにはあまり共感できなかったので残念です。
選者: 当バトル参加作者

感想: 05 北鎌倉の駅降りて春の中
13 門くぐる可愛い元気フリージア
16 私だけ「アド変えました」が来ない春
26 葉桜やこれならこれで心地好し
27 蒼き夢持て余しをる日永かな


05そうですよね。あの駅たしかに春すごい。とおもう。
13本当に。元気。ありがとう。
16・・どうおなぐさめしたらよいものやら・・
26そうですね。
27共感します。
選者: 当バトル参加作者

感想: 01 ハゲアタマ右往左往の朧月
   想像するとおかしい。
04 椿切る内より椿咲きにけり
   情念の炎が暗く燃えるような感覚
11 本懐は如何にと問われ春炬燵
   如何にと言われても俯くしかない時もある…
20 春昼や手のつく順に水仕事
   そうそう、春はついぼーっとしちゃうから、一つずつ片していかないと
23 チューイングガム噛む少女春うらら
   少女っても色々だけど、春うららだったら青い目に金髪なんていいかも
選者: 当バトル参加作者

感想: 11 本懐は如何にと問われ春炬燵
 外は重く曇天。
13 門くぐる可愛い元気フリージア
 可愛い、出来るべきかどうか。「元気」という語彙がいい。
14 夜桜に落ち着く先のなき身かな
 一人かね。二人かね。三人かね。
16 私だけ「アド変えました」が来ない春
 ヒロシです。アドどころかアイコンタクトもありません。哀。
24 十六茶腰に携えてクラス替え
 十六茶は日常。クラス替えは非日常。綺麗に決まりました。一等。
(みやたけ)
選者: 当バトル参加作者

感想: 20 春昼や手のつく順に水仕事
 なんだか大変だなあと
06 からみつく春の泥田に囚われる
 この風景が見えます
14 夜桜に落ち着く先のなき身かな
 なんだか切ない感じがいいです
26 葉桜やこれならこれで心地好し
 咲かないほうが落ち着くかも
09 夢ならばすぐに目覚まし子を戻せ
 切羽詰ってるみたいなところが伝わってきます
選者: 当バトル参加作者

感想: 05 北鎌倉の駅降りて春の中
 帰郷や旅行で、乗り物から外に出たときの感覚が蘇ってきました。

11 本懐は如何にと問われ春炬燵
 いつまでもぐずぐずしてしまう感じ。

13 門くぐる可愛い元気フリージア
 何のことかわからないのですが、各単語とフリージアの関係にひかれました。ぶつぶつ
切れるのはもったいない。

18 汝が視線外せる先の春満月
 春って色っぽい。映画のワンシーンのようですね。

23 チューイングガム噛む少女春うらら
 日常のひとコマ。気温が上がるにつれて、すこしずつ変わる町の風景。
選者: 当バトル参加作者

感想: 03 蹄の音天下に響き躑躅咲く
 躑躅の華やかさが伝わってきました。競馬場の躑躅でしょうか。
12 丸み帯び許しておくれ金魚草
 なぜ謝っているのか。わからないようで、わかるようで、なぜか、わかった気がしました。
14 夜桜に落ち着く先のなき身かな
 流浪の民の悲哀と夜桜の取り合わせに惹かれました。
20 春昼や手のつく順に水仕事
 気ぜわしさの中に春の雰囲気が溢れていますね。
26 葉桜やこれならこれで心地好し
 正にその感じ。よっく、分かりますっ。
選者: 当バトル参加作者

感想: 06 からみつく春の泥田に囚われる
07 夢の中宮崎君ってすごすぎる
14 夜桜に落ち着く先のなき身かな
20 春昼や手のつく順に水仕事
26 葉桜やこれならこれで心地好し


06:囚われた、という表現が面白い。落ちたのかな?
07:宮崎くんって誰だよ!と思いつつ笑ってしまった。すごいんだね。
14:夜桜と重ねるものは、心
20:春先は仕事増えますからね。
26:満開も結局葉桜に落ち着くということでしょうかね。 (HK)
選者:


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