作者と読者の掲示板 (part2)

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◇┳第48回3000字小説バトル 感想『1〜4』-投稿者:橘内 潤(12/7-05:11)No.262
 ┣┳第48回3000字小説バトル 感想『5〜8』-投稿者:橘内 潤(12/7-05:12)No.263
 ┃┣━感想ありがとうございます-投稿者:ごんぱち(12/7-21:25)No.273
 ┃┗━ありがとうございます-投稿者:中川きよみ(12/9-17:55)No.292
 ┣┳第48回3000字小説バトル 感想『9〜12』-投稿者:橘内 潤(12/7-05:14)No.264
 ┃┣━9番です-投稿者:松田めぐみ(12/7-23:40)No.278
 ┃┗┳Re:第48回3000字小説バトル 感想『9〜12』-投稿者:スナ2号(12/8-17:15)No.285
 ┃ ┗━Re:第48回3000字小説バトル 感想『9〜12』-投稿者:スナ2号(12/8-17:19)No.286
 ┗━2番に感想ありがとうございます-投稿者:鳥野 新(12/7-23:56)No.280


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262第48回3000字小説バトル 感想『1〜4』橘内 潤 E-mail 12/7-05:11

 こういう形で感想書くのって初めてだ……。
 色々言ってるけど、まあ、肴にでもしてくださいな。
 あ、ネタバレしてるのでご注意を。


1 三つの未来と一人の僕 鬱宮時間

 「普通」と「普通じゃない」の定義が独り善がり。「共感してほしい」という意図は感じても、「共感させる」という意図が感じられない。……その分、ヒッキーの思考って感じは出てるけど。
 後半の『あの頃の苦しみや悲しみ』というのも、読者にはさっぱりイメージが湧かない。また冒頭の『外の世界が怖くて怖くて、他人を避けて生活し、自分を傷つけたりしていた』も、そう一言で言われても具体的なエピソードなどで示してもらわないことには共感できようはずもない。読者は『僕』ではないのだから。
 ともかく、本作品の大前提となるべき『十七歳(の引篭もり?)の僕』のキャラが伝わってこないから、後半の『二十一歳の僕』の言葉に薄っぺらいものしか感じられない。


2 運知訓 鳥野 新

 『運知訓』から始まって『放屁』で締める――この統一感は卒ないと思う。
 だけど三千字では窮屈そう。せっかくキャラが立ってるんだから、もうちょっと自由に動かしてあげてほしかった。現状だとあとひとつ「脚本止まり」で、印象に残りにくいと思う。


3 携帯電話 のぼりん

 『なぜか携帯の通話代が〜自分の携帯で自分の電話に……』から『あんたは、携帯電話が〜突然変異だったのね』に飛躍するのは、さすがに強引すぎじゃなかろうか……。
 でも最後の二日間は好き。もう何もできない携帯を、真弓はどんな気分で見ていたのだろう。砕いて下水に流すとき、どんな顔してたろう――などと想像すると、感じてしまう。


4 ブラック たかぼ

 この不条理感は嫌いじゃない。嫌いじゃない、けど……なんらかの物語性やオチを求めてしまう性。
 それとも、何か象徴的なものがあったのだろうか? ……いやでも、「展開」を求めている時点で、この作品を解する権利はないような気がしないでもなくなってきた……。

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263第48回3000字小説バトル 感想『5〜8』橘内 潤 E-mail 12/7-05:12
記事番号262へのコメント


5 犬の太郎 吉備国王

 文章が冗長すぎると思う。とくに前半、「〜しながら」とか「、」とか多すぎで、もっとコンパクトにまとめられるかと。それに、わざわざ「犬の太郎」としなくても、「太郎」で通じるでしょう。
 そしてお話全体として、「あるところにお爺さんとお婆さんと太郎がいましたとさ」という起承転結の「起」で終わっていて、余韻が残らないというか物足りないという気すらしないのは、ある意味まとまっているということ?


6 何と言うこともない日 中川きよみ

 上手いにゃあ。
 冒頭に『ニンゲンの亜種だ!』という台詞を置いて、「亜種」というキーワードを軸に「へんな外国人」「幽霊との電話」「朝刊」と、非日常っぽいというか「へタレでアレな日常」って感じな展開。それが最初から最後まで途切れず流れてて、その流れにゆらゆら身を任せてると、すんなり最後まで流れ着く……って心地よさ。気持ちいい。


7 ロボ供養 ごんぱち

 『ロボットだからじゃ、ないんだ』から『花火よりもずっと形も色も不規則だった』とつづく締めくくりが好き。
 話の展開云々は普通にこなれてますね、はい。読みやすいです、ええ。
 ……作品とは関係ないけれど、ロボットやペット、友人にこの感情を抱くことはあっても、遠い国のひとや選挙で選ばれたひと、遠縁の親戚とかに抱くことはないんだねえ。個人の記憶をFTPで鯖に上げて、勝手に落としてプラグインできたら楽なのに。


8 片目部隊 るるるぶ☆どっぐちゃん

 この方の文章は、「読む」ための記号じゃなくて「見る」ための記号だから、誤字があると目立つんだと思う(視覚が「見た」ものを「読む」に変換させる過程での脳内補完がない=視覚的な印象に留まる文体?)。
 片目のふたりが寄り添って本を読んでいるのは美しいと思う。けどやっぱり、右目と左目ずつじゃないとイマイチな気がするので、キスしなかったのには賛成。
 ……そう、やっぱり「絵」なんだよね。話の流れがどうのキャラがどうのじゃなくて、ぱっと見える絵が素敵なのですよ。

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273感想ありがとうございますごんぱち E-mail URL12/7-21:25
記事番号263へのコメント
 ごんぱちです。
 感想ありがとうございます。
 橘内さんを掲示板で見かける事自体、レアケースな気がしますねぇ。

> 7 ロボ供養 ごんぱち

> 個人の記憶をFTPで鯖に上げて、勝手に落としてプラグインできたら楽なのに。

 こめかみにモジュラージャック〜。
 ってのは、サイバーパンクみたいだなぁ。
 いや、今なら無線LANか。
 有線が良いか無線が良いかで、趣味が分かれたりして「無線は混線して妙な記憶になるんだ!」「有線はコードが折れ曲がってると、記憶も曲がるのだ!」等という意味のない応酬が繰り広げられる。
 当然、AV男優や芸能人の記憶なんてのも売り出されるが、その実本物なんて馬鹿高くて、ドンキホーテ辺りで売ってる記憶ROMは、みんなゴーストメモライザーがドリフのセットみたいなところでやった体験を修正したものだったりして。
 ――あ、このセコい商売人の話、書けそうだなぁ。

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292ありがとうございます中川きよみ 12/9-17:55
記事番号263へのコメント
感想頂き、ありがとうございます。
しかも褒めていただき、私は小心者故にとっても気分よくなりました。

私自身はみなさんの感想を書く自信がないのですが(感想を書くことによって自分の価値観が、作品を読まれる以上に確かに露呈してしまうのが気後れするので)、そのくせ感想を頂けるとそれがどんなに不評であっても有り難くなります。
一方的に感想を頂くばかりで非常に申し訳ないのですが、どうかこれからもお願いします。

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264第48回3000字小説バトル 感想『9〜12』橘内 潤 E-mail 12/7-05:14
記事番号262へのコメント

9 暴風警報 松田めぐみ

 ……うん。気をつけないとね、うん……(何をかは聞かないで)。
 要約すれば「女と男」なのかな? 『君が避妊しろと言わなかったから』と言いつつ、家族という名の枷を選んだ男。それを嫌だと言う女は『奥さんのご機嫌とって元の鞘に納まることは出来ないの? 私はそれが一番良いと思うよ』と口にする。
 それから『子供の学校もあるしな、と言い訳のようにつぶやく』のと『私、結婚しないで子供を生むことにした。今、3ヶ月だけど、生むことに決めた』など。
 そういった「対照的な二者の比較」という、わかりやすいモチーフだと思う。
 文章のテンポが好き。「歩く」というか「坂道を弾んでくライム」って印象。そしてマイラバの歌が地味に合ってると思う。


10 仙川夜景 伊勢 湊

 設定が話しに食われている気がする。
 「幽霊が見える」というファクターの意味が「展開上、必要だったから」としか感じられない。『僕』の存在が物語の道具にしか見えないから、おやじさんのエピソードも輪郭がぼやけて見えてしまう。
 寿司屋で大トロを頼んだら、ネタは極上なのにシャリが不味くて、おもわずあがりを頼んじゃうような感じ。
 三千字で書ききるには、作品の求めているボリュームがすこしばかり大きすぎるのかと。


11 『病室のラプンツェル』 橘内 潤

 感想、おくれ。……大丈夫、胃薬と風邪薬と辞世の句は用意してあるので。
 あ、できれば千字の『ラプンツェルの願い』から読んでくださると嬉しいです。


12 花の歌 スナ2号

 『僕だって、人の役に立つことができるんだ』という狐の言葉で締めくくられているのが唐突。
 「僕だって、人の役に立つことができるんだ」=「人の役に立たなかったエピソードがある」べきだと思うのだけど、作中にそんな話は一度も出ていない。
 そして、素晴らしい歌を創りあげたという本作品の肝を、「人の役に立つこと」の一言で片付けてしまうのはどうかと。
 「笑ってくれて嬉しい」に「だれかの役に立つ」っていうような利己的だったり利他的だったりな感情が入ってくると、なんか身も蓋もないと思う。あ、これは個人的見解であって、余人がどう思うかは知らぬ。

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2789番です松田めぐみ E-mail URL12/7-23:40
記事番号264へのコメント
感想ありがとうございます。

>  ……うん。気をつけないとね、うん……(何をかは聞かないで)。
本当に。お互いが気をつけないと……はい。
なんだか相変わらず、伝えたいこと、書きたいことがうまく書けなかったまま投稿してしまいましたが、うまく読んでいただいたようで感謝です。
そして……いまさら誤字に気が付いてとほほです。

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285Re:第48回3000字小説バトル 感想『9〜12』スナ2号 E-mail 12/8-17:15
記事番号264へのコメント
橘内さん、こんにちは!
ご感想、どうもありがとうございます。
この度は、なんといっていいか、できることなら笑ってごまかしてしまいたい気持ちでいっぱいですが、それでは大変失礼にあたるので、女々しく言い訳などをさせていただきたいです。

この話は、不届きながら、12月に入ってから考え付いた話を、締め切りぎりぎりに書き上げたもので、いつも練りこみの甘い私の話を、さらに上回る練り込み不足の状態で世に出てしまいました。これこそまさに言い訳なのですが、ウェブ上に載った自分の話を読んで、今回ほど自己嫌悪に陥った回はなかったです。


>  『僕だって、人の役に立つことができるんだ』という狐の言葉で締めくくられているのが唐突。
>  「僕だって、人の役に立つことができるんだ」=「人の役に立たなかったエピソードがある」べきだと思うのだけど、作中にそんな話は一度も出ていない。
>  そして、素晴らしい歌を創りあげたという本作品の肝を、「人の役に立つこと」の一言で片付けてしまうのはどうかと。

はい、最もです。この上なく中途半端で、自分どころか、読む人も恥ずかしくなるような締めをしてしまいました……。


>  「笑ってくれて嬉しい」に「だれかの役に立つ」っていうような利己的だったり利他的だったりな感情が入ってくると、なんか身も蓋もないと思う。

ぐふう。言葉も出ません。無理矢理なラスト、ここに極まれりといったところですね。
最初のこの話のテーマは、「初心を忘れて、雰囲気に流される」でしたが、書いてるうちに、なんか自分こそ何が書きたかったのだか分からなくなってきて、しかも時間がなかったので、直さずにそのまま突っ走ってしまいました。

とにかく、書いて出すことに意味があるのだ! と自らをごまかして投稿してしまいましたが、やっぱり人の目に触れるものは、読む人のことをもっと意識して丁寧に書くべきでした。
いつも投稿した後は、もんどりうっている私ですが、自作を完全に「駄作」だ、と思ったのは初めてでした。それもずうずうしいですが……。

ご感想、どうもありがとうございました。ぜひまた、よろしくお願いします。

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286Re:第48回3000字小説バトル 感想『9〜12』スナ2号 E-mail 12/8-17:19
記事番号285へのコメント
すみません! 12番の者です。

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2802番に感想ありがとうございます鳥野 新 12/7-23:56
記事番号262へのコメント
 運知訓に御感想ありがとうございました。
 もっと長い話になる予定が、息切れして3000に押し込めたのが、もろに看破されてしまいました…。印象に残らないのは、きっと見せ場が盛り上がらなかったことにも原因があると感じています。
 どう書けばいいんだろう、私の課題ですねえ。
 
 橘内さんのランプツェル、見ていられなくなるくらいじれったい二人がなかなかよかった。病気という負の要素はあるけれど、なんだかうらやましくなるようなシチュエーションだった。現実は違うんだろうけど。
 
 すばやい御感想、びっくりしました。ありがとうございました。
                             鳥野 新