株日記外伝
『知識ゼロからの確定申告』……その35
by ごんぱち
○六月某日『必定』
税金というと、ホットな話題は定率減税廃止による増税ってヤツである。
なんか、減税廃止による増税って、「撤退」を「転進」って呼ぶのと同じ感じの言い換えだわな。
まったく、「支払う税金は変わりませんけど、税金は増えます」なんて、詭弁と呼ぶにもお粗末な納税者を馬鹿にしたやり口である!
と、もって来たところで、どうせ本気で怒っている国民とかおらんよなぁ。
他に話題があれば、そっちに食い付くでしょ?
この件に対し、本気で腹を立てるタイプの人間は、次の別の件に対しても腹を立てずにはいられず、結果として腹立ち力は分散されて、万遍ない腹立ちになってしまうのである。
だから、もっと本気で怒る瞬間に、腹立ちは取っておく方が良いのかも知れない。勿論、この手の話題で怒らないと、国家の犬だと言われそうなので、通り一遍の恨み言を述べるぐらいは良いと思うけれど。
で、もっと腹立ち力を注ぎ込むべきが、年金の話。
年金加入の事で、問い合わせ――というか、苦情が殺到している様子。
で、「今、人手が足りなくて良く分からんから、また今度かけやがれ!」と言うための人員を数百人雇って対応中だとか。
一言だけ言うならば、その程度の電話対応なら自動のシステムでやればいーんでないの? 混線中は「またかけ直せ」の自動メッセージを流す。
300人増員したとして、一週間も働かせれば、1億円とかの金額になり得る訳で。しかも、彼らは別に資産として残りもしない訳で。
そういうコスト意識の欠落したどんぶり勘定が不信を招いたんでないかなぁ。
その突破口になったのは、恐らく年金未納「問題」を表沙汰にした、年金未納者なんじゃないかなぁ、と、ちょこっと思いはするけど。妄想の部類ですか?
納付記録が浮いているという事で、自分のを調べたくなるのは人情。
で、社会保険庁のホームページにアクセスしてみた。
すると年金加入記録照会・年金見込額試算・年金個人情報提供サービス(ユーザID・パスワード)というのを見つけた。
要するに、ユーザーIDを作れば、納付状況や受け取りの見込額が自分で見られるという事だ。
ふむ、この時期に社会保険庁に電話して何らかの進展があると期待するのは愚かにも程があるので、ここはネット頼りで申し込んでおこう。
ひょっとしたら、この申請情報が元で公安警察にマークされるかも知れないが、そういう事なら既に株本の出版か、ホームページの日記を載せた時点で「反政府的思想あり」とかでブラックリスト記載済みの筈だから(割とリアルに)、あまり気にしない。
ありきたりな必要事項を記入して送信、と。
「ID・パスワード申込み(完了)
郵送されるまで2週間程度かかります」
――で。
申し込んだのが6月11日。本日30日。音沙汰なし。
なるほど、社会保険庁の「社会」は、ソビエト社会主義共和国連邦の「社会」だったか。
市から、「配当割・株式譲渡割控除による 平成19年度市県民税(特徴)の充当について」なる書類が届いた。
……って、何?
調べてみると、所得割額(なんか、所得税とかそんなん)から、配当やキャピタルゲイン課税分を控除する、とか、そんなんらしい。
んーと、つまり、それは――。
控除というより、二重取り防止かな?
分かり辛いが、まあ余分に出費にはならない様子。怪しいけど。
で、国民健康保険料の納付書も届いた。
合計で61,200円。
……世間一般の額から言えば安いんだろうけど、具体的な金額として高いなぁ。
まあ、医療保険は世話になる事が多いので踏み倒すとか考えないけど、恐らくきちんと調べたら億単位で不備が見つかるんだろうなぁ。
民間の生命保険、年金があれだけダメで、国民健康保険だけが真っさらにクリーンな訳ないしね。
ともかくも支払う。
うーむ、貯金がごっそり減ってしまった。
文筆収入で補完したいとこだけど、さてさて。
<株の話>
所持金は心許ないけれど、電車賃使って松屋フーズの株主総会に行った。
ちなみに、ゲオの株主総会は、遠い(名古屋)ので今回は行かずじまい。
場所は、新宿の京王プラザホテル。
この前は中野サンプラザだったけど、あれ? 本社の隣接市区町村じゃないとダメなんでは――ウィキペディア検索中――あ、その法律平成17年付けで改訂されてるのか。
そして当日。
朝10時前に京王プラザホテルに到着。場所は5階の宴会場。総会の、定番っぽい会場である。
受付で、お土産の食事券を2枚(通常の株主優待券と色違いで、スタンプで9月30日までという有効期限が捺してある)と、出席票を渡され、席に着く。と、そこに裏面が緑色の書類が。
どうやら、株主発言の時は、これを挙手の代わりにするそうな。意外に考えてる。
時間になり、社長が司会で総会は始まった。
風邪でもひいているのか、声がかすれ気味だったが、かつてと同様ワンマンな感じで議事進行を行っていた。
今回は経費削減(業績も伸び悩んでいるし、前回まででやたらと規模が大きくなってしまったらしい)ということで、懇親会はなし。で、先の食事券はその代わりだった。
まあ、気楽に食べられる2食分と考えれば、半端な立食パーティーよりも経済的だと思う。
総会が終わった後、旅エッセイの写真を撮りがてら、歌舞伎町の松屋で早速食事券を使い、豚テキ定食を食べた。ご飯大盛りで、640円相当。まあ、ここに入らない場合は、どんどんでカツ丼(550円)を食べていたであろうから、金銭的価値は550円という事になる。
その翌日、優待の食事券が10枚届いた。丁度金がなくて困っている上に、取材で旅行をしようと思っていたので丁度良い。
……これを手にする為に、一体どれだけの含み損が出たのかは無視。
その後、9月30日リミットの食事券は、バイト先の講習会に行く前の食事に使用した。今度は、一番定価の高いカルビ焼肉定食にご飯大盛り740円分。初めて食べたけれど、肉がしっかりしてて食べでがある。東京のど真ん中の「どこも高くてまずそうだ、たーすけてー!」みたいなとこでメニューに載ってたら、注文殺到するだろうね、こりゃ(比較対象が悪すぎ)。
味は――松屋の定食の焼き肉関係は、油がガッチリ絡んでいるので、しっかりお腹が空いている時には妥当。そうでない時は、立ち食い蕎麦屋か安うどん屋にでも入るのが吉。
何だかんだで、総会への交通費960円分が相殺出来た計算になる。意外と侮れないお土産である。
株価は、折角上がって来たチムニーが権利落ちと呼ぶにはあんまりな下落、ゲオも地味に下落。ついでに言うと、円安。
裏目に出まくってる感じだが、まあ放置。
「もう二度と株式投資なんてしない!」
と、資金を引き揚げる基準は、そうさなぁ。
ウツミ屋証券の株が200万ぐらいになったら、ってとこか。そこまで下がってしまうようでは、流石に最初の当たりは一生一度のビギナーズラックに過ぎず、センスも腕も運もないって話だし。
ゲオ(2681) 1株 209,000円
チムニー(3362) 1,100株 2,105円
松屋フーズ(9887) 100株 1443円
――続きは、次回。
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