株日記外伝
『知識ゼロからの確定申告』……その33
by ごんぱち
○四月某日『生まれくる負債たちのために』
半分だけ払った年金、どうなんかなー、と思っていたが、今の段階で取り敢えず何も来ない。
恐らくは、思い出したような頃に、社会保険庁の手続きミスが原因で、延滞料の無駄に付いた督促状とかが届きそうな気もするが、まあ、こういうのは成り行きに従って放置しておこう。
税金と言うと、石原慎太郎がまた都知事に選ばれたとか。
あれだけ色々ヤバげな発言&公金の私的利用的なスキャンダルが叫ばれているというのに、よく通したなぁ。
一番の生命線は、石原裕次郎への憧憬だと思うのだけど、自分の世代にとって石原裕次郎は――婉曲表現で言うところのコラーゲンが豊富そうな中年でしかなかったからねぇ。
実行力だ何だという話もあるけれど、リーダーシップという船は、恐らく有権者が動力のガレー船だ。白紙委任状を渡したら、ロクな事にならないというのは社会保険庁とか見てても明らかだと思うんだが。
疑わしきは罰するぐらいの勢いで、政治家は現状維持だと首が飛ぶぐらいにしておいた方が、暴走せずに済むだろうに。
……まあ、都民の総意なんだから、一介の神奈川県民が言う筋合いの事でもないんだけども。
この四月で、障害者自立支援法がまたちょこっと変わった。
具体的に言うと、利用者負担上限が減った、という事になる。
利用者負担上限というのは、要するに収入と貯蓄に応じて「あなたは金がこれぐらいあるから、ここまで自分で払いなさい、それを越えた場合は市区町村が負担しますよ」という意味。
それが、半分から四分の一ぐらいに引き下げ。
しかし、一〇月に施行されてから半年で変更というのもバタバタした話である。
移行に伴うシステム変更に関して、施設に補助金が出たりもしている程。
だったら、最初から今回の基準で始めれば良かったのに、てなものなのだ。見切り発車で修正かけようとすると、こうなる。
税金はつまり、こういうところで無駄にされてんじゃないかなぁ。
<株の話>
いやー、まいったまいった。
チムニーが公募増資を発表した。
これだけなら別に悪い事でもない。だが、需給懸念か仕手筋が仕掛けたか、バカみたいに下がり続ける。
で、PERが15パーセント。
アホか、と。
新興市場上場の成長企業をこんな株価で放置するとは。
――えーと、翻訳すると。
チムニーが株を新たに刷って売り出す事にしたとですよ。
株が増えたら確かにひと株の価値は薄まるけれど、逆に会社の懐に資金が増えるんだから、プラマイゼロとも言える。そもそも、業務拡大の為の公募増資なんだから、マイナス要因という程でもない。
でも株価は何だか下がり続け、ひと株当たりの収益率が15パーセント。つまり、7年ぐらいで今の株価と同じだけの収益がある、という話。収益が高ければ、その分会社の価値は高い訳で、要するにPERというのは、基本的に小さい方がお買い得。
PERの基準は、20パーセントぐらいとも言われるが、当然成長期の企業は業績がどんどん上がると見越して買われるので、数値が大きくなる傾向にある。
また、業種によって差異があるので同業種で比較するのが分かり易い。
ちょいと日経ネットで調べてみると。
ワタミ(7522)が62パーセント、大庄(9979)が28パーセント、マルシェ(7524)が38パーセント。
……ねぇ?
まあそんな訳で、どうせいつかは上がるだろう、後は上がるしかないだろう、と、ゲオを売ってチムニーを全力買い増ししてぼんやりと待っているところなのだ、が。
チムニーが1,200株と、マツヤフーズが100株。
含み損が――。
> -1,067,000円
まあ、命金じゃないから、ゼロになっても首括る事はないけども。
会社はたまに倒産すっからなぁ。
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