株日記外伝
『知識ゼロからの確定申告』……その25
by ごんぱち
○八月某日『一週間に十日診療』
つまり要約すると、希望は百年先を見越せ、不安は二年先を見越せ、という事になる。
――なに、唐突な始まりで分からん?
だから、未来には死ぬ寸前まで期待をして良い、というのが前者。後者は蓄えがないない騒いだって、一寸先は闇なんだからどうしても困る事は起こり得るという覚悟をしろ、備えるとしてせいぜい二年先ぐらいまでにしておかないと、今が疎かになってしまうぞ、という事。
ちゃんと書いてあるのを読んでくれないと――って、推敲されて全部カットされてる!
上記を踏まえ。
恐らく今の五億倍ぐらいの収入を得る未来の自分には、百万二百万のチンケな貯金を残してやるよりも、健康な身体を送ってるのが方が大事。
で、医者に勧められた減感作療法(アレルギーの体質改善治療)を始める事にした。
税金に強引に絡めるなら、医療費控除の話になる訳だ。
医療費控除は、自己負担(自由診療の場合は全額)が一年で一〇万円を超えれば控除対象、一ヶ月で自己負担一〇万円を超えたら高額医療費となって超過分免除とかになる訳だ。
さて、減感作療法のアレルゲン注射はというと――一週間一通院辺り四八〇円。
安いわ!
この先十二月まで毎週通ったとしても、一〇〇〇〇円ぐらいにしかならんだろうが!
つまるところ、医療費控除を受けようってのは、入院だの何だのした人の話なんだよなぁ。一ヶ月八千円超も医療費自己負担は払わんて。
医療費控除を税金対策に、と考えるとしたら、気になっている部分を一気に治療する「医療年間」を設定すると良いのかも知れない。
つまり、その年に、インプラントやる、アレルギーも治す、アルコール依存症のカウンセリングも受ける、痔の手術をする、斜視用眼鏡を買う……などなど、今まで気になっているものの治療を一気にやらかしてしまう、と。可能なら一ヶ月のうちに無理矢理十万円を超えるように――よしなさいって(懐かしのビートきよしツッコミ)。
いつ頃これをやるか、だが、やはりお肌の曲がり角の二十四歳ぐらいと、身体の曲がり角の四十二歳ぐらいがいいのかなぁ。
はっ、厄年はもしやそれを基準に決められていたのでは(上記文章に、ヤラセ疑惑があります)。
しかし、どこまで医療費控除の対象になるか、というのもなかなか判断が難しく、細々と領収書を取っておくのも面倒なものである。
どっかに一覧がないかなぁ、と、ぐーぐる辺りで調べてみると、一覧表示しているサイトがいくつか見つかった。リンクは色々面倒なので、検索エンジンから直で探す事をお薦めする。
で、要約すると、
「医師の指示やお墨付きでやるような事」
全般が、医療費控除の対象になりやすいようだ。
要するに、歯医者さんの考えた歯ブラシを買う行為は対象になりそうにないが、歯医者さんがあなたのことを考えて推薦した歯ブラシを買う行為は対象になるかも知れない、みたいなものかも知れない。
眼鏡を買う場合も、いわゆる近視用はダメらしいが、医師の処方で作った斜視用だったりするとおりるらしい。
この医師というのは、当然医師免許のある法律的に認められた医療行為という事なので、美容整形とか心霊治療とかお祓いとかは該当しない。
逆に、医療行為の一環であれば、医療施設でなくても該当し得る。介護施設なんかがそれになる。
例えばうちのバイト先は通所介護施設で、経営主体はただの社会福祉法人、医療従事者は看護師だけ(指導医のような存在はいるが、勤務はしていない)で、全然医療施設ではない。
しかし、ある利用者が同じ月内に医療系サービスが含まれていると、うちの施設の通所も医療行為の一環と見なされ、自己負担金額が医療費控除の対象となる。
併用されがちな医療系サービスというのは、具体的に言うと居宅療養指導、訪問看護、通所リハビリ、老人健康保険施設短期入所、という辺り。
尚、該当する金額は、あくまで保険適用分の金額の自己負担で、食費等の施設独自に徴収している部分には適用されない。だから、利用者が支払う自己負担全額が対象になる訳ではない。医療費控除対象額については、請求書類に大抵分けて表示されているので、間違えないように、と。
この辺りの金額は、通所日数にもよるがかなり高額になるので(万単位。要するに千円単位でキャッシュバックがあるという事)、確定申告にはもってこいと言える。無論、収入がある事が前提だが。年金暮らしとかだと怪しいかも。それから、生活保護の場合は、控除対象になる金額全てが生活保護から出るので、そもそも控除されるべき出費がない。
政府は、おおよそ半分ぐらいの局面で、国民と利益を食い合う存在なので、こういう部分でのほほんとしていても助けてくれない。
多分、確定申告が面倒な印象があるのも、政府の仕業に違いないのだ。面倒だと思わせて、控除に気付かせまいとする陰謀なのだ。
と、根拠なき憶測をぶちまけて、今回は終わる。
<株の話>
8月に入り、日経平均が16000円台に回復した。
そのお陰か、値段を戻し始めるゲオとチムニー。松屋フーズは知らん。
月初め182000円だったゲオは、230000円まで値を戻し、チムニーも2600円から2930円まで上がった。
両方とも格付けが上がった事が一つの材料となった様子。無論、それだけではなく、ライブドアショック以降、ズルズルと引き下がっていた市場が、戻すきっかけを探していたのだろう。
お陰で先月は600000円近くまで膨らんでいた含み損も300000円を切るほどまで減っていた――のだが。
8月30日、楽天が週刊新潮がぶち上げたTBS株取得に関わるインサイダー取引疑惑でストップ安。影響で新興市場を中心に値下がりが発生した。
ゲオはまあ連れ安か調整程度だったが、丁度上がり続けの押し目にあったチムニーは悪夢の145円安に。
31日になって、少しは値を戻したけれど、結局含み損は一気に416000円に戻ってしまいましたとさ。
楽天側は全面否定しているが、こういう場合の脊椎反射的な否定は何一つ信用出来ないというのは、子供でも分かる事で。少なくとも、値上がりを狙って食い付く気にならんわなぁ。
でもそれぐらいで、関係ない業種の株までガバガバ叩き売るのも何だかねぇ。
まあ、こちとらのんびりと待つ事にする。最近寄付でにわかに有名になった、ウォーレン・バフェット辺りの超長期ホールド+現金とのリスクヘッジでさ。
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