第2回短歌名人戦結果

――選句開始。


投票→01 このバトルの参加作者
夕立ちに頭を垂れて傘を差す 走る人等に紛れぬように

言葉のつづりが美しかった。


投票→04 このバトルの参加者
黒とかげと陰で呼ばれる第二秘書しっぽの自切これで三度目

わかるようでわからないようでくびくくる

投票→02 このバトルの参加者
きみの部屋ひかりとかげが交差する互いに満ちて眠る一瞬
 「互いに満ちて眠る」一瞬が永遠に感じられるきぬぎぬ。(宮)

投票→03 その他のQBOOKS作者
ばあちゃんにもらった大きな傘だけどいつも誰かが入ってくれる

 ばあちゃんにもらった大きな傘をさす孫、新しい流行の傘でなくてばあちゃんのっていうところでなんだか素直な印象を受ける。
 いつも誰かが入る、傘の中がなんだかあったかい場所に思えた。

投票→05 このバトルの参加者
 平和を祈るというと大げさだけど、沢庵を齧るほどの日常のなかに普通にある気持ちなんだと、だれしも平和を願っているんだと思いたい。世の中みんな、こういう気持ちになればホントに平和になるはずなんだがなぁ、と思うのは平和ボケなんだろうか?
 「ひとりづつひとつづつ」、敢えて字余りにしても「平和を祈り」「沢庵を齧る」と対にするあたりのこだわりがまた、こあら的で好き。

投票→06 このバトルの参加者
宝石の眼のとかげ胸に閃いてハットの嫗バスを待ちいる
 バス停の魔女めいた老婆。
 情景描写の句なのですが、何度か読んでいるうちにこれしかないような気がしてきました。

投票→07 その他のQBOOKS作者
これはただ循環のために降る雨そう言い聞かせ差す古い傘
 なにかこう、理屈っぽい感じ、なんだかこだわっているようなことを古い傘に喩し得てさっぱりしていて好き。

投票→02 このバトルの参加者
きみの部屋ひかりとかげが交差する互いに満ちて眠る一瞬

一番温かくて、染みるというか、なんというか。とにかく一番響いたのでこの短歌に決めました。

投票→06 このバトルの参加者
この感じがたまらない。好き。
なんだか、ため息とかついているんだろうな、とか想像しちゃう。
それがいい。

投票→03 このバトルの参加者
◆駄々さん作
03 ばあちゃんにもらった大きな傘だけどいつも誰かが入ってくれる
 つくりものではないドラマを感じました。実際にはフィクションかもしれませんが、ほ
のぼのとした世界が広がって、素直に気持ち良く読めました。
――結果。
夕立ちに頭を垂れて傘を差す 走る人等に紛れぬように 百足 1
きみの部屋ひかりとかげが交差する互いに満ちて眠る一瞬 瓜生遼子 2
ばあちゃんにもらった大きな傘だけどいつも誰かが入ってくれる 駄々 2
黒とかげと陰で呼ばれる第二秘書しっぽの自切これで三度目 お気楽堂 1
ひとりづつひとつづつ傘さすように平和を祈り沢庵を齧る 越冬こあら 1
宝石の眼のとかげ胸に閃いてハットの嫗バスを待ちいる 赤胡 2
これはただ循環のために降る雨そう言い聞かせ差す古い傘 弥生 1
ベランダに住みついたのは本当に尾のないとかげだっただろうか 兎六 0
 優勝投票数2票が3人おりますので、規定により決勝戦といたします。
 瓜生遼子さん、駄々さん、赤胡の三名は、7月23日23:59までに、作品を一句御投句ください。
 以下の投稿フォームでも、短歌バトルのトップページからでもかまいません。

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