平成の短歌バトル

第212回 平成の短歌バトル

駕籠のなか病てふ名の荷を背負い憂鬱坂をいったりきたり

行き過ぎる公園の中桜満ち胡弓の音の聞こえ来るよう

えんどうの豆を炊き込み豆ごはん鞘はすき込み堆肥になるかな

ソースには相違なけれど隠し味マジックソルト混ぜて減点

一週で千円ひと月四千円年に五万のリカーを飲むのか

ニシンには逢わぬ覚悟でものを書き遣り繰りするなら何とかなるけど

せかせかと歩みすすめたその先に阿吽とわらう狛犬二匹

つちふると聞きて布団を干すのやめ昔からかな今年だけかな

春過ぎて夏来たるとも婆様の床暖房とストーブは続投


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