平成の短歌バトル

第211回 平成の短歌バトル

雪融けてお役御免の砂の箱気付けば撤収又の機会に

この冬もこれで最後と土鍋を洗う私に次の冬はあるかな

風呂の湯の温度設定ひとつ下げ春の風音遠く聞こゆる

真夜中の猫は見上げておわあうわあこの家おわあ主人わおわああ

かんがえるよりも感じて土曜日は残念ながらまたも焼きそば

寝るまえに腕立てふせとスクワット誤解おそれず揚げ足腹筋

窓開けて春風ひとつ部屋を抜け砂入る前にさっと閉めたり

年末の大掃除から三ヶ月ひかりの傘に忍びよるかげ

AIに冷たくされて息吐いて酒を飲んでるこの屋根の下


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