平成の短歌バトル

第205回 平成の短歌バトル

早朝の筈が随分暗いまま後ろも長い秋の夜長か

やまじ風遠くの筈がこちらにも割れんばかりに窓は鳴り居る

イタリアの赤いワインで浴槽を満たし爪紅なめて朦朧

台風の去って蒼天すみわたる彼方の先の水害を聞く

猫の親並みの躾を虐待と云われて深く仔猫に謝罪

野次馬はティッシュ丸めて坂道を転がり落ちてティッシュ優勝

傾いた傘から滴が流れ落つ膝で済んだか運が良かった

気をつけてコンドームつけて梅毒が喉をならしてお待ちかねなの

鉄砲を持たされ撃てと命ざれし敵のかざするおトク情報


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