平成の短歌バトル

第204回 平成の短歌バトル

気が付けば布団を敷いて倒れ居る午前三時の眩い部屋に

雨降ってようやく作るおみおつけ暑さいつまで続くものやら

たてよこの糸にからだを縛りつけ三半規管の増設を待つ

ごつごつと安全靴で踏みしめる人の善意と国産うなぎ

エアコンとワットチェッカー睨みつつ温度変えたり風量変えたり

蝉の声どうにも聴いた気がしない感受性やら街のせいやら

高架下見慣れた店が閉業す足運んだは何年前だか

あのときは安全神話を反故にしてすまなかったと思うはずなし

油断して布団干したらぼつぼつばつばんぼつばんばらばらばらららん


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