田の緑渡りし風の涼しきを知るものたちは幸いにあれ
いつからか蠅が一匹入り込み打った後にはまたも一匹
ぼうとして暮らしておれば穏やかになれど他人のこころは読まず
事故物件今年も供える菓子一つそろそろ何かに転生したやら
冷や麦が箸をぬるりと抜けて落ちなるほどこの辺違いなのだな