第143回平成の短歌バトル結果

作品 作者 得票
久方の友帰りたる後の部屋外しておいたポスター復活 ごんぱち
2
残忍の果汁を垂らし西瓜喰らう貌を上げれば蝉の鳴き止む 蛮人S
2
油蝉ふと鳴き止んで風もなく白い日射しに烏(からす)は焼きつく 蛮人S
2
カニの実を剥く時歌を聴きながらかにかまぼこを食べる時かな 石川順一
1
灰色のデジタルカメラで春の景春の葱落ち死骸の如し 石川順一
1


最多得票数が最多得票作品数以下であった為、当バトルを無効試合と致します


掲載ミス等ございましたらご連絡下さい。

 推薦作品と感想
推薦作品:久方の友帰りたる後の部屋外しておいたポスター復活
推薦理由:友が来るときポスターを隠す。どんなポスターだったのだろうと想像力を掻き立てられました。久方の友と言う言い方も「久方の」を枕詞の様にとればまるで友が光のようでユーモラスだと思いました。
登録:このバトルの参加作者

推薦作品:久方の友帰りたる後の部屋外しておいたポスター復活
推薦理由:稀人を送って日常が戻ってくる、なんて大げさなものでもないが、非日常とのスイッチ感が面白い
登録:このバトルの参加作者

推薦作品:残忍の果汁を垂らし西瓜喰らう貌を上げれば蝉の鳴き止む
推薦理由:ワイルドな短歌ですね。「残忍の果汁」が印象的でした。
登録:このバトルの参加作者

推薦作品:残忍の果汁を垂らし西瓜喰らう貌を上げれば蝉の鳴き止む
推薦理由:ジャッカルの目のあのシーンの後ですね(色々違う)。
登録:このバトルの参加作者

推薦作品:油蝉ふと鳴き止んで風もなく白い日射しに烏は焼きつく
推薦理由:カラスが日に焼けてなんてまっくろ! ってのは、なんやかんや言いたげな人にしてみると、比喩表現だとか言って、発禁になったりするのかな。
登録:このバトルの参加作者

推薦作品:油蝉ふと鳴き止んで風もなく白い日射しに烏は焼きつく
推薦理由:夏の風物詩の油蝉の鳴き声。白い陽射しに焼き付く鳥。何かイメージの鮮明さがよいと思いました。
登録:このバトルの参加作者

推薦作品:カニの実を剥く時歌を聴きながらかにかまぼこを食べる時かな
推薦理由:楽しみは――の、別バージョンのよう。
大きなる饅頭一つじゃ、現代っ子は惹かれませんからね! カニですよ、カニ!
登録:このバトルの参加作者

推薦作品:灰色のデジタルカメラで春の景春の葱落ち死骸の如し
推薦理由:冬を生きて春に死んでいくものもある。春の姿はそれぞれだ。写すカメラも灰色だったりするのだ
登録:このバトルの参加作者





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