No. |
句 |
詠者 |
得票 |
備考 |
06 |
いがみ合いそれでも続くものがあるたとえば朝の卵焼きとか |
弥生 |
4 |
★ |
17 |
ささやきがさやかにさます物語君と別れる夢を見てみた |
越冬こあら |
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★ |
09 |
いつの間に痣の生まれし大腿部痛みの記憶抜け落ちてをり |
お気楽堂 |
3 |
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12 |
真昼間のシャッター街の色タイル現実だけを選んで帰る |
兎六 |
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03 |
濡れた街歩合わす影と目も合いて君棲む世界耀いて見え |
彦星 |
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04 |
頼りなくでも温かい血が巡る低体温なきみのてのひら |
弥生 |
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08 |
真夜中に煙草買わむと対峙せし機械生意気お札吐き出す |
お気楽堂 |
2 |
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13 |
靴の先を透明ボンドで貼りつけて春風たわわ皮膚呼吸する |
宮武赤胡 |
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15 |
おちゃわんのぱかりとわれたここちです電車に乗ってどこにも降りぬ日 |
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01 |
あわなけりゃ良かったなどと言われても偶に会うのが楽しい私 |
彦星 |
1 |
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02 |
暖かき春風にさえ散り逝くは野に生まれきて輪廻の虜 |
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05 |
ぶくぶくと白濁の湯のその中で5才にかえる日曜の朝 |
弥生 |
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10 |
竜巻に運ばれながらずる休みする方便を考えている |
兎六 |
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14 |
睡眠の隙に涅槃をおもう夜腕立て伏せの準備を始めぬ |
宮武赤胡 |
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16 |
諸君らの迎えた朝を某もラーメンライス味わっておる |
越冬こあら |
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3*10=30 |
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