作品 |
作者 |
得票 |
嫌な奴が皆死に絶えて良い人を皆送るまで生きるんだ俺 |
越冬こあら |
3 |
言葉には力があるねはげましもおちこみもまた軽いひとこと |
ようこさん |
2 |
ゆらゆらと雛にこぼれる窓からのまぶし陽の色寒くても春 |
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2 |
練習もうまく出来たとほこらしげ卒園式を指おりて待つ |
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2 |
たった今、わからないものをわからないと言える勇気がただ 欲しいんだ。 |
桐生遥歌 |
2 |
一言も告げず終わりし我が恋は卒業写真とともに仕舞ひぬ |
お気楽堂 |
2 |
嘘は止す自分が嫌にならぬよう息を止めてもまだ死なぬよう |
越冬こあら |
2 |
三年で君の口調がうつったと気付いてはいる真夜中の二時 |
兎六 |
2 |
花が咲き、散らばって、風、吹き飛ばし。 残ったのはただ、私と茎と。 |
桐生遥歌 |
1 |
朧夜に卓を囲みて白発中東南西北ロンでハコテン |
お気楽堂 |
1 |
白梅の枝に結びし恋文を扇にのせて君に捧げん |
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1 |
高き壁立ちはだかる君死ねばいいそしたらやっと君を愛せる |
沙汰 |
1 |
やめようか 春を迎えるその前に荷物詰める手ふと留まる |
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1 |
留守電の録音時間短くて今日はたまたま眠れない夜 |
兎六 |
1 |
未だ未だ君は機上の人なるらし星の裏手に今朝の髣髴 |
宮武赤胡 |
1 |
ファミコンのスイッチを入るしわぶきの指確かなり大正の女 |
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1 |
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25[3*8+1] |