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プロローグ
7月16日:第15ステージ レザ・スュル・レズ〜サン・ラリ・スーラン 205.5km [前編]
7月16日:第15ステージ レザ・スュル・レズ〜サン・ラリ・スーラン 205.5km [後編]
7月17日:休息日 ポー [前編]
7月17日:休息日 ポー [後編]
7月18日:第16ステージ ムレンクス〜ポー 180.5km [前編]
7月18日:第16ステージ ムレンクス〜ポー 180.5km [後編] 
番外編1:クイックステップのチームバス&トラックがあら素敵〜の巻
番外編2:魅惑のサコッシュ美術館の巻NEW
番外編2:魅惑のサコッシュ美術館の巻

 今回は、番外編として各チームのサコッシュを紹介します。
 サコッシュとは、選手のための補給食が入った小ぶりの肩掛けカバンで、薄い木綿布や不織布といったぞんざいな材料でできています。ほとんどの場合使い捨てです。そして、受け取る選手が自分のチームのサコッシュを見分けやすいように、あるいはチームスポンサーの宣伝も兼ねているかもしれませんが、それぞれのチームのマークやロゴが描かれています。
 第16ステージの補給地点観戦では、同じツアーに参加していたサコッシュゲッターの方々が、いろいろなチームのサコッシュをゲッツされました。一度に何種類ものサコッシュを見比べると、どのチームのものにもデザインに個性があり、また、使い捨てならではの儚さもあいまって、なかなか愛らしく見えてきます。そこで、写真に記録したサコッシュを、そのサコッシュを使う選手達のジャージと一緒に一挙ご紹介いたします。

■リクイガス‐ビアンキ(イタリア)
 リクイガス‐ビアンキのサコッシュは、ジャージとほとんどおそろいです。スポンサー名を中心にあしらって、水色とコバルトブルーのラインが入り、バックはチームカラーのライトグリーンという、というデザインです。鮮やかな色づかいがいいですね。サコッシュの左右の下角についてるSMSという文字は、ウェアメーカーのロゴマーク。他のチームも、サコッシュに使用ウェアメーカーのロゴが入ってることが多いです。スポンサーのリクイガスは、名の通りガス会社。ビアンキは自転車のメーカーで、当然ながらこのチームの自転車はビアンキ製です。

 

■サウニエルデュバル‐プロディール(スペイン)
 サウニエルデュバルのサコッシュ。これもジャージとおそろいです。赤いマークは、スポンサーのサウニエルデュバル社のマーク。ボイラーとか湯沸かし器の会社です。この特徴のあるロゴマーク、どうも鳥に見えてしょうがないんですが、なんで湯沸かし器で鳥のマーク?プロディールはスイスのボールペンメーカー。このように、チームの国とスポンサーの国が異なることも、よくあります。プロディールのボールペンは、日本でも、こだわりグッズを置いてるような文具屋さんで手に入るようです。

  

■コフィディス・ルクレディパルテレフォン(フランス)
 コフィディスのサコッシュ。赤地に黄色い太陽マークがかわいいですね。実は今回カメラに収めたサコッシュの中でも一番のお気に入りです。ジャージのほうは、白地に赤い<COFIDIS>の文字&太陽マークです。ところどころにブルーも配してあり、フランスのチームだけあってトリコロールなオーラに溢れてます。このチームジャージ、よく見ると太陽マークの下に電話番号が書いてあります。このチームのスポンサーであるコフィディスという会社、日本で言うところの「どうする○イフル」的な金融会社で、電話一本でお金を借りられるのが売りなのだそうです。サコッシュにも電話番号を書いてくれたら面白かったんですが。サコッシュの左右の上角に入っている「Nalini」というのは、サイクルウェアメーカーです。

 

■フランセーズデジュー(フランス)
 フランセーズデジューのサコッシュ。これは、ジャージとおそろいというか元のジャージが白地に四葉のクローバーというシンプルなデザインなので、これ以上どうしろっちゅーねん!という感じですね。ところでこのサコッシュは、ツアーの方が拾ったのではなく、私がゴール地点のチームグッズショップで購入したものです。不織布製で、1枚1ユーロでした。日本円で140円くらい。安いしかさばらないし可愛らしいので、何枚か買ってマニアなお友達のお土産にしたのでした。いろんなチームのがほしかったんですが、サコッシュ売ってたのはこのチームだけで、ちょっと残念です。他のチームも売ってくれたらいいのに。スポンサーのフランセーズデジューは、フランスくじ協会です。くじ協会のシンボルが幸運の四葉のクローバーとは、なかなイカしてます。そういえば、このチームもトリコロールカラーですね。

  

■リバティ・セグロス‐ウルト(スペイン)
 リバティ・セグロスのサコッシュ。ジャージはブルーですが、サコッシュはジャージの色柄とは無関係の、白地にクロでスポンサーロゴが入っているのみという、シンプルなデザインです。リバティ・セグロスはアメリカに本社がある世界規模の保険会社。なので、ロゴマークが自由の女神になってます。ウルトは、これまた世界中にグループ企業がある工業部品や工具のメーカー。日本でも自動車のパーツやオイルなどを扱ってます。そちらに詳しい方にはおなじみかも。

  

■ディスカバリー・チャンネル(アメリカ)
 ディスカバリー・チャンネルも、白地にモノクロのロゴ入りと言うシンプルデザイン。しかも、ディスカバリー以外のスポンサー名が入ってません。他のチームのサコッシュには、だいたいウェアメーカーのロゴが入ってましたが、それすら無し。徹底してます(ちなみに、ディスカバリーのウェアはナイキ製)。スポンサーのディスカバリー・チャンネルは、USAのテレビ局であります。日本でもBSやCATVで既におなじみです。

  

 このディスカバリー・チャンネルのサコッシュは、中味がかなり残っていました。入っていたのは、アップルパイ、パワージェル、スティック状の補給食3本。残っていたと言うことは、このサコッシュを投げた選手はアップルパイいらなかったんですね。おいしそうなのに。

       

■サコッシュ準備中
 ダビタモン‐ロットのチームトレーラの中で、サコッシュに詰めるためのお菓子を、切ってホイルに包んでいるスタッフの人。右上に、サコッシュがいくつかぶら下がっているのが見えます。足元には所狭しと何かのグッズが。この狭いスペースは、キッチン兼ランドリーになっていて、レース中はいろんな作業をこの中でこなします。

 スタッフが作業してるスペースというのが、ここ。荷台の前方にある、冷蔵庫のような扉が開いている部分で、この中が先ほどスタッフが作業していた部屋になります。車の外から見ると、さらに小さそうです。

 如何でしたでしょうか。こんなささいな部分にも、チームの個性やスタッフの苦労や選手の好き嫌いが垣間見えて面白いですね。2006年シーズンは、J-SPORTで多くのロードレースが生中継される予定ですので、ぜひ補給地点でのサコッシュ受渡シーンもチェックしてみてください。

  


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06/3/25

rucktun●Edited and published by Q-islands & QSHOBOU Japan.
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