| 感想: |
特選 ヤキイモの声は荒れ野を駆けめぐる
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あの人の賀状はやはり四角くて
選句していたら全感想になったので参考までに。(兎六) ・ ……投票候補
01 物置の林檎ばかりがめらめらと
めらめらと燃えている。
リンゴだけ燃えている。どういうことだろう?
02 寒菊はみんな刈られてしまひけり ・
刈られてしまった寒菊。こんなものと分かっていながら、「趣味を解さない人もいるもの」なんて、気取ってみたり。
03 震える手熱燗ぐいと日の出待つ
(寒いから)震える手で熱燗をぐいと飲んで日の出を待つ。たぶん初日の出。
言いたいことは分かるけれど、内容を絞ったり言葉を整理する余地がある。
04 鰤の汁ご飯にかけてうまきかな ・
行儀が悪いと自覚しつつもおいしい。 開き直りの一句。
05 ヤキイモの声は荒れ野を駆けめぐる ・
本歌を鑑みると病中吟とも読めました。お大事に。……だんだん、ヤキイモにうなされる姿が面白くなってきたので特選。
06 あの人の賀状はやはり四角くて ・
くすっとくる面白さ。
私の年賀状だったらフリーハンドで切ったいびつな四角形だろうなぁ。
07 鯉跳ねて冬の川には人は無し ・
川辺に人がいないなら「には」が苦しい。
しかし、水中に人がいないという句なら面白い。
冬の川に人がいるところを想像するなんて酔狂ですもの。
08 ラヂオすぐ止まりて雪の駐車場
言葉の意味が被っているところが気になる。
整理の余地あり。
09 きらきらと舗装に光る雪の精
幻想的ですね。 私なら「雪のかけ」としてしまう。
10 冬晴やきりきり回る洗濯機
きりきりの音の面白さと、青天の爽やかさ。
ただ、上五の晴れはあたり前。もう一工夫欲しい。
11 葡萄酒の壜真中に去年今年 ・
正月になればしきたりも行事もあるかもしれないけれど、大晦日の夜はまだそれぞれの生活。
12 秒針のかき消してゐる霜の声 時計の音が大きく聞こえる夜。
ただ、これ自体がちょっとありきたり。
13 のしもちや融けてひとつに戻りけり ・
お雑煮か焼き餅か。くっ付いちゃったんですね。
ただ、切れ字はどちらかにしたほうがいいです。
14 夜空へとオリオンの蝶羽ばたけり
オリオンの蝶ってロマンチックですね。
夜空とオリオンでちょっと被るところが気になります。
15 ひとしきり鳴き元朝の犬眠る
年末年始のころ、なぜか犬の声が気になっていました。
普段よりもよくなくのでしょうか? |