第33回平成の俳句バトル結果

おめでとうございます!

鳥兜かしらと過ぐる余所の庭 赤胡
 QBOOKS規定により、該当者無しといたします。
 QBOOKS規定により、該当者無しといたします。
以上の句が特選とされました! おめでとうございます!

エントリ 作品 詠者 得票 備考
08 鳥兜かしらと過ぐる余所の庭 赤胡
02 どこまでも空どこまでも秋日和 越冬こあら
03 藪からしおまえを植えた覚えはない お気楽堂
04 秋雨や庭に繋ぎし犬が顔 赤胡
05 秋風とフリースを買う紙袋 兎六
09 蜩や向こうの山も陽の当たる 兎六
11 かまきりにあるかもしれぬ左利き お気楽堂
12 鈴虫の恋よまはれや室外機 赤胡
06 田舎道その道なりに秋深し 越冬こあら
07 花芯から何ぞ生まるる彼岸花 お気楽堂
10 箸の国漁師の島の秋刀魚かな 越冬こあら
5*4=20


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推薦作品と感想
感想: 04 秋雨や庭に繋ぎし犬が顔
 恨めしそうです。
 いれてやれよ、と言うは易いが犬はどろどろ。
07 花芯から何ぞ生まるる彼岸花
 そういえば彼岸花に種はできるのでしょうか。
 咲いたまま立ち枯れする彼岸花の未来を思うと、生まれてくる何かはホラーかもしれない。
08 鳥兜かしらと過ぐる余所の庭
 毒薬としてのイメージが定着していますが、この花の名前を言い当てるんだからやや博識。
11 かまきりにあるかもしれぬ左利き
 上手い。
 俳句らしすぎる感もあるのですが。
12 鈴虫の恋よまはれや室外機
 役目を終えて、秋風に回る室外機。
 まわれやと囃している作者がいいかんじです。
選者: 当バトル参加作者

感想: 03 藪からしおまえを植えた覚えはない
 まあ、それはそうなんでしょうけど、困ったもんですね。
05 秋風とフリースを買う紙袋
 「紙袋」(ハンドルネーム)が「秋風」(関取り? 噺家? )とフリースを買いにいった図……ではないですね。
08 鳥兜かしらと過ぐる余所の庭
 「かしら」の上品さと距離感に惹かれました。
11 かまきりにあるかもしれぬ左利き
 これは見分けるのがたいへんそうですねえ。箸持たせたり、字書かせたり出来ませんから。太さで調べるとか、本人の証言を取るとか……たいへんです。
12 鈴虫の恋よまはれや室外機
 恋する若者が独り、モノ思いに耽る秋の夜、虫の声、室外機の音、タメ息。つめて夏日かな
 暑い。
選者: 当バトル参加作者

感想: 02 どこまでも空どこまでも秋日和
 うんうん、秋は空を見上げてしみじみしよう。 
04 秋雨や庭に繋ぎし犬が顔
 入れてくれ〜。
05 秋風とフリースを買う紙袋
 秋風を売っているなんてしゃれた店だ。
08 鳥兜かしらと過ぐる余所の庭
 そこらへんに生えているものなのか? いやそもそも、その発想がおっかな〜い。 
09 蜩や向こうの山も陽の当たる
 つるべ落としですからね、早く家に帰ろう。
選者: 当バトル参加作者

感想: 02 どこまでも空どこまでも秋日和
 気持ちがよく出ている。
03 藪からしおまえを植えた覚えはない
 俺だって生やしてくれって頼んだわけじゃねえや! とか云われそう。
06 田舎道その道なりに秋深し
 ということは、けっこう青々しているのかも。
09 蜩や向こうの山も陽の当たる
 むしろ、蜩の声と現状の疲労。意識の乖離。
10 箸の国漁師の島の秋刀魚かな 秋刀魚なんか日本にしかないのかもしれない……。
選者: 当バトル参加作者

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