第28回平成の俳句バトル結果

おめでとうございます!

耳かきの探りあてたる穀雨かな
たんぽぽに寝て飛行機の大き影
宮武赤胡
お気楽堂
該当者多数につき、選出無しといたします。
該当者多数につき、選出無しといたします。
以上の句が特選とされました! おめでとうございます!

エントリ 作品 詠者 得票 備考
07 耳かきの探りあてたる穀雨かな 宮武赤胡 4
08 たんぽぽに寝て飛行機の大き影 お気楽堂
01 猫の仔の声して攻守入れ替わり 越冬こあら 3
03 遠くから来る春の風待っている 駄々
20 往診の留守居に猫が座りけり 宮武赤胡
02 赤い爪立てて風船割りにけり お気楽堂 2
05 一枝の花の明るき桜かな 兎六
06 話しつつ春泥に足取られつつ 越冬こあら
10 茶房へとカフェへと舞って花嵐 宮武赤胡
19 海風の堤に上がる春コート 兎六
21 満開のわたしを濡らす夜の雨 緋川小夏
04 袖長き制服姿の誇らしさ 緋川小夏 1
12 ほくろ焼く灸の痛さや春休み ようこさん。
13 手折られるその悦びに萌える春 緋川小夏
15 蛤にリトマス試験紙乗せてみる お気楽堂
16 人の指かむたはぶれや夏蜜柑 兎六
17 食べごろか? チャンスはどこだフキノトウ 駄々
5*7=35


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推薦作品と感想
感想: 01 猫の仔の声して攻守入れ替わり
 今年の春は甲子園球場にイタチが入るハプニングがあったようですが、猫が入ってきて中断することもあるらしいです。
02 赤い爪立てて風船割りにけり
 赤い爪を立てるさきが風船、どこかまぬけでいいです。
07 耳かきの探りあてたる穀雨かな
 穀雨と耳掃除のここちよさ。
08 たんぽぽに寝て飛行機の大き影
 きもちいいですね。空港の近くでしょうか。
10 茶房へとカフェへと舞って花嵐
 一塊の花びらの行くさき。
選者: 当バトル参加作者

感想: 03 遠くから来る春の風待っている
おおらかでのどかで素直な句。

06 話しつつ春泥に足取られつつ
春の泥は足を取られることさえ嬉しいものであります。

08 たんぽぽに寝て飛行機の大き影
たった17文字で映像が浮かびます。

10 茶房へとカフェへと舞って花嵐
春の風は、やんちゃですなあ。

20 往診の留守居に猫が座りけり
可愛いっ!可愛いっ!可愛いっ!!
選者: 当バトル参加作者

感想: 03 遠くから来る春の風待っている
 「風を待つ」という表現に春らしさを感じました。

05 一枝の花の明るき桜かな
 夜桜でしょうか。ふと目に付いた一枝の美しさ。

07 耳かきの探りあてたる穀雨かな
 なぜ、「耳かき」なのか……ポエムですね。

13 手折られるその悦びに萌える春
 Mの悦楽!?

15 蛤にリトマス試験紙乗せてみる
 なせ、「リトマス」なのか……実験ですね。
選者: 当バトル参加作者

感想: 01 猫の仔の声して攻守入れ替わり
 なんだろぉ???痴話げんかの流れが変わるタイミングかなあ?とか?なんとなくおもった。

07 耳かきの探りあてたる穀雨かな
 なんだろぉ?????よくわかんないんだけど、いいなあと思った。

16 人の指かむたはぶれや夏蜜柑
 う〜〜ん。ささくれに夏みかんが沁みたりすると、いたいんだよなぁなんて、おもった。

17 食べごろか? チャンスはどこだフキノトウ
 うははははまったくだよなふきのとう

20 往診の留守居に猫が座りけり
 老医師は実は猫またでうっかり居眠り中に本性あらわしてたんだったりしてな。とおもった。
選者: 当バトルの参加作者

感想: 03 遠くから来る春の風待っている
北海道ではこれから桜が咲くわけで。

07 耳かきの探りあてたる穀雨かな
ううむ、渋いっ!

19 海風の堤に上がる春コート
ドラマのワンシーンのような。

20 往診の留守居に猫が座りけり
のどか〜。鍵などろくにかけない田舎のほのぼのさ。

21 満開のわたしを濡らす夜の雨
艶。たぶらかされそう。
(楽)
選者: 当バトルの参加作者

感想: 02 赤い爪立てて風船割りにけり
何かあったのでしょうか、その心理を知りたい
04 袖長き制服姿の誇らしさ
新入生のすがすがしさ
05 一枝の花の明るき桜かな
単刀直入でよい
08 たんぽぽに寝て飛行機の大き影
さわやかな春ですね
21 満開のわたしを濡らす夜の雨
桜を主人公としたところがうまい
選者: 当バトル参加作者

感想: 今回はわりとすんなり決定しました。
01 猫の仔の声して攻守入れ替わり
 エロと取ればいいのか、それとも、春の夜と取るのか……?
06 話しつつ春泥に足取られつつ
 つつ……なにをしているのか。恋か。それもいいだろう。
08 たんぽぽに寝て飛行機の大き影
 たんぽぽに寝て、がいい。絵にすると陳腐になってしまうけど。
12 ほくろ焼く灸の痛さや春休み
 あえて春休みなのです。夏は暑いし、冬は寒いし。秋はなんとなく。
19 海風の堤に上がる春コート
 コートの裾のひるがえりが見えます。
選者: 当バトル参加作者
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